美容医療との向き合い方

美容医療とコスメ、どっちにお金をかけるべき?【美容医療】の最新事情とクリニック選びのポイント

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美容医療とコスメ、どっちにお金をかけるべき?【美容医療】の最新事情とクリニック選びのポイント

SNSにあふれる「美容医療できれいになった!」的情報には半信半疑だけど、劇的なビフォー/アフターを見ていると、毎日のスキンケアがなんだか空しく思えることも。本当に、今どきの美容医療は安くて安全でリスクがないのか、化粧品は医療に歯が立たないのか、気になる真相に迫ります!

目次

美容の悩みは医療が瞬殺? オーラを生むのは日々のケア?

教えてくれたのは…
近藤須雅子さん

美容コラムニスト

近藤須雅子さん

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本誌創刊メンバーのひとり。確かな取材力と鋭い分析力で、わかりやすくためになるスキンケア企画を多数担当。博士並みの知識で新製品を解説する人気動画、「スキンケアPR合戦」もVOCE公式 YouTubeチャンネルにて公開中。

今さらだけど美容医療とか美容クリニックって何?

美容クリニックがぐっと身近になってきた。「痛そう・高そう・怖そう」というイメージは、もはや過去のもの。今では、痛みもダウンタイムも少なく、数万円程度の治療も多い。おかげで、「いざとなったらクリニックがあるし」と頼りにしている人も少なくないよう。とはいえ、どういうふうに頼りになるのか、一般の皮膚科や美容外科とどう違うのか、今ひとつあやふやだったりもする。

わかりにくいのは、そもそも美容クリニックという名称が、皮膚科や美容外科といった専門を示す診療科名ではなく、「美容ニーズに応えます」という医療機関の通称だから。皮膚科や美容外科、ケースによっては内科(ダイエット指導とか)や婦人科(ホルモン治療やフェムテック系の悩みとか)などなど、美容目的の治療をするクリニックをひっくるめて、美容クリニックと呼んでいるわけだ。

通称なので、美容皮膚科だけのクリニックもあれば、複数の診療科を構えているクリニックもある。「一般的な皮膚疾病の治療だけでなく美容目的のシミ治療なども行っているから」と、皮膚科と美容皮膚科の両方を掲げている医院も。このヘンになると、芸術家肌の俳優が、俳優とだけ名のるか、俳優&アーティストを自称するか、みたいなハナシになってくる。

イラスト/メス

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美容医療が高いワケ

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