石井美保さん監修
\お手入れのアドバイスつき未来の肌悩み診断!/
美容家
石井美保さん
クレンジングの手は【1エリア1ストローク】で大きくなでる
基本ケアで唯一、手をスライドさせるのが、メイクとなじませる必要のあるクレンジング。動きが細かいほど圧が強くなり、こする回数が増えるため、効率よく広範囲にのばせるように、手全体で優しくなでるようにが鉄則。たとえば毎日「大きく1回」に比べて「細かく10回」のほうが摩擦の蓄積は大きく、シミや毛穴開きの原因に!
【広い面】指を揃えて面をつくり、手と肌の間にクレンジング剤の厚みを感じながら大きく動かす
親指を除く手全体にクレンジング剤をたっぷりとなじませ、肌表面を優しくなでるようにゆっくり大きくストローク。強くこすると、剤クッションが薄くなり、摩擦になるので×。
【細かいところ】【凹凸のあるところ】薬指と小指で丁寧に
面ではカバーできない目のキワなど細かく凹凸のある部分は指を使って。力が入りづらい薬指と小指で、指先だけでなく指の腹全体を当てます。
やりがち【NG】な動かし方
やりがち【NG】ピンポイントに強くこすると圧が集中して剤が薄くなり、摩擦に
やりがち【NG】細かく小さい円をたくさん描くと摩擦大
どのタイプを使うべき?
その日使ったファンデーションの落としにくさで選ぶ
ポイントメイクが濃くてもファンデーションが薄づきならミルクでOKというように、あくまでもベースメイクを基準に選んで。肌負担を考えるとミルクがベストですが、ハイカバーや崩れにくいタイプはミルクではなかなか落ちず逆に負担になるのでオイルがベター。
Q. 日焼け止めだけの日もクレンジングは必要?
A. 必要です! 負担の少ないミルククレンジングを使って
石井さん
石けんで落とせるというタイプは別ですが、基本的に日焼け止めは密着力が強く、また落ちたかどうかを目で確認できないのもあり、ミルククレンジングでマイルドに落とすのがオススメ。
洗い流すタイミングは?
メイクとなじんだらすぐ流してOK
クレンジング剤の油分がメイク汚れ(油性)となじむことで浮き上がって落ちるため、全顔にクレンジングが行き渡り、メイクとなじんだらすすぎへ。
\なじんだサインは……/
剤のテクスチャーや色が変わる!
メイク汚れになじんだところから色が変わり、テクスチャーがふっと軽くなるなどの変化がなじんだ合図。顔全体同じテクスチャーに揃えばOK。
Q. 乳化ってどうやるの?
A. 水に触れるだけで自然に乳化するものが今は多いので、そのために水を足してくるくるする必要なし
石井さん
乳化によってメイクが落ちると思われがちですが、メイクはクレンジング剤の油で浮き上がり、乳化は剤自体を肌から取り去るためのもの。最近のクレンジング剤は基本的には水に触れただけで乳化が始まるため、わざわざ乳化を意識せずともOK。きちんと落ちたか心配な場合も、ダブル洗顔が必要なものは洗顔をすることで落ちるので問題なし!
ポイントメイク落としはマスト?
全顔クレンジングの後に、落ち切っていないときだけでOK
目元や口元はただでさえデリケート。できるだけ負担を軽くしたいので、ファンデを落とすときに一緒に落ちればそれでOK。もし残っていたら、ピンポイントでこすらないようにオフします。
HOW TO オフ
\アイラインは……/
綿棒に転写させるように
太く柔らかな綿棒にたっぷりとポイントリムーバーを含ませ、アイラインが残っている部分に軽く押し当てて吸い取るイメージ。水平移動は厳禁!
\お湯落ちマスカラは……/
まつげだけ指で挟んで落とす
皮膚が薄く乾燥しやすい目元は特にお湯を避けたい場所。なので、お湯をまぶたにかけず、指でまつげだけにつけて、マスカラをふやかしてオフ。
\ティントリップは……/
コットンに転写するように
ポイントリムーバーをひたひたに含ませたコットンを唇に当て、アイラインと同様、転写させて。コットンを動かすと摩擦になるので当てるだけ。
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基本の洗顔のやり方
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