連載 VOCE特別インタビュー

奇跡の88歳がお悩み解決!「シワが増えるのが不安」「コンプレックスの乗り越え方は?」

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奇跡の88歳がお悩み解決!「シワが増えるのが不安」「コンプレックスの乗り越え方は?」

美容業界に携わって68年。日本が誇るレジェンドビューティ、小林照子さんにスペシャルインタビュー。美容にかける思い、VOCE世代へのアドバイスと盛りだくさんの内容。

なんと、今年88歳!
小林照子さん

美容研究家

小林照子さん

コーセー退社後、娘のひろ美さんとともに美・ファイン研究所を創立。フロムハンドメイクアップアカデミー、青山ビューティ学院高等部の学園長として、美のプロフェッショナルの育成に尽力。ご自身も圧巻の美肌の持ち主。

\教えて、照子さん!/

VOCE読者の美容人生相談

小林照子さん

Q. シワが増えるのが不安で仕方がありません……

小林照子さん
小林照子さん

A. 人はみんなミイラに向かって行進しているの(笑)。シワは表情筋の使い方で和らぎますよ


「人は必ず乾いていくものだから、大人になったら乾かさないことを一番に考える必要があります。シワは後天的要因で大きく変わるの。たとえば眉間のシワは、眉山の外側を意識すると刻まれにくい。メイク法や表情に気をつけつつ、潤し続ければ薄れていきますよ」

Q. コスメにかけるお金は限られているから、どれを使えばいいのか悩みます。何を基準に選んだらいいですか?

小林照子さん
小林照子さん

A. どんな化粧品もきちんと使えば応えてくれる。『そのコスメに“良心”があるか』で見極めて


「高い化粧品の場合、研究費はもちろん、より企業の“力”が入っているというのはあります。ただ、基本的には日本で発売されているものは、安心で安全なコスメばかり。値段を問わず、みんなをキレイにしたいという企業の“良心”があるかを基準にして判断をしてみて」

Q. パーソナルカラー診断を受けてみたけれど、結局何が似合うのかわかりません

小林照子さん
小林照子さん

A. 色の印象は時代とともに変わります。まずは、個性を大切に


「似合う色を見つけるのはいいことだと思います。でも色の印象は、時代背景や生活習慣で変わるもの。人の意見に左右されすぎず好きな色を選んで、自分の気分や個性を大事にしたほうがいいわよ」

Q. 鼻の高さや骨格など、努力では克服できないコンプレックスはどう乗り越えたらよいでしょうか

小林照子さん
小林照子さん

A. 美容の力で強みに変えればマイナスじゃなくプラスになる!


「鼻がペチャンとしていれば可愛く見えるし、エラが張っていれば強く凛々しい人に見える。いろんな個性があるから、メイク法や肌の美しさで逆転させることもできます」

Q. 年を重ねたらお手入れはどう変えるべき?

小林照子さん
小林照子さん

A. より濃厚なコスメをこまめに“倍づけ”がおすすめ


「最大の敵は乾燥。これまでと同じお手入れをしていて乾くようなら、量を増やしたり塗る回数を増やしたり、濃度を高めたりすることが大事。ずっと同じケアじゃダメですよ!」

Q. いつもキレイで、ポジティブでいるにはどうしたらよいですか?

小林照子さん
小林照子さん

A. 私の場合、持ち前の好奇心で仕事も趣味も楽しんできました。最近はエンタメも活力に!


「面白そうだと思ったことはどんどんチャレンジすべき。最近の私は、ライブに行ったり、趣味の彫刻を楽しんだり。日々を充実させているのがいいのかもしれませんね」

ル・ジャクソンのそっくりさんと記念撮影。

有明アリーナで行われた「THE LAST ROCKSTARS」のライブにも参戦!会場ではマイケル・ジャクソンのそっくりさんと記念撮影。

Q. コンプレックスを隠そうとして、メイクがワンパターンになりがちです

小林照子さん
小林照子さん

A. 完璧に整った理想の顔よりもちょっと標準からはずれた顔のほうが記憶に残るものよ


「コンプレックスは裏を返せば個性。あなただけが持つ魅力になるんです。“理想顔”からはずれたところをダメだと思わず、逆に強調してみたらどう? 完璧に整っていることだけが魅力じゃない。『少し変』ぐらいのほうが印象に残ってまた会いたくなるんだから」

Q. いろんなコスメを使っても、今ひとつ実感がありません

小林照子さん
小林照子さん

A. お手入れが雑になっていたり、生活リズムが乱れたりしていないか、この機会に見直してみて!


「使用するコスメだけでなく、優しく触れる、塗り漏れをなくす、ホットタオルで蒸すなどお手入れの内容も大事です。食事や睡眠など、ライフスタイルも見直してみては?」

Q. スキンケアだけで頑張っていくか、美容医療をプラスするか迷っています

小林照子さん
小林照子さん

A. 大人世代を乗り切るには「医療より美容」です


「医療って内科、皮膚科、眼科と人体をパーツでとらえているでしょう? それに対して血流、食事、感情、睡眠とトータルで整えることが美しさにつながると考えるのが美容。肌や気分、体調が落ち込んだときに、心まで癒やしてくれるご自身の五感を喜ばせる、毎日の“習慣美容”を極めることが、きっと救いになりますよ」

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レジェンド小林照子先生の美容人生は?

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