連載 VOCE特別インタビュー

祝!【八木アリサ】ミュージカル出演決定!【平間壮一・甲斐翔真】とミュージカル『RENT』を深掘りトーク!

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2020年に公演半ばにして中止となってしまったミュージカル『RENT』が3月8日からシアタークリエにて再び上演されます。この人気ミュージカルに出演する平間壮一さん、甲斐翔真さん、八木アリサさんの3名に舞台へかける思いを語っていただきました。

『RENT』は1996年にオフブロードウェイで初演、同年にブロードウェイに舞台を移してからは12年4ヵ月にわたって上演され、連続上演5140回というロングラン公演記録を残した大人気ミュージカル。シアタークリエでの上演は今回が7回目です。【レントヘッド】と呼ばれる熱狂的なファンを持つこの『RENT』には、今ミュージカル界でも将来を嘱望される人気の役者さんが揃い踏み!

今回は数々の主演舞台作品を持つ平間壮一さん(マーク役)、先日千穐楽を迎えたばかりの『エリザベート』でルドルフを演じた甲斐翔真さん(ロジャー役)、そしてVOCEではモデルとして本誌にも多数登場している八木アリサさん(ミミ役)の3名にお話を伺いました。前編では『RENT』にかける意気込みをお伺いしましたが、後編では引き続き3名に『RENT』のテーマでもある“今を生きる”ことを徹底的にトークしてもらいました。どうやって“今”にフォーカスするのか、そして3名からの熱いメッセージもどうぞ!

舞台はその場限り。“今”を感じられるエンタメ。

──前編からの続きになりますが、この作品は「今を生きよう!」というのがテーマ。平間さん、甲斐さん、八木さんのお三方が、“今を意識するため”の方法やハウツーはお持ちですか?

甲斐翔真さん(以下、甲斐さん)
甲斐翔真さん(以下、甲斐さん)

僕は今の自分ができることのポテンシャルを──、たとえば芝居のレッスンや歌のレッスン、自分が今好きなことなのか──、そういったものを毎回チェックする。そういうことで“今”を意識しています。でも、やっぱり“今”って忘れがちですよね。


──確かに意識するのは難しいですね。平間さんは今回の『RENT』キャストの中で一番出演回数が多いわけですが、それでより“今”を意識できていたりしますか?

平間壮一さん(以下、平間さん)
平間壮一さん(以下、平間さん)

そうなんですけどね。マークはなかなか“THE主人公”みたいな役ではないですからね(笑)。真ん中にはいるけれど、そんな「みんなを引っ張っていってやるぜ!」みたいな、ヒーローみたいな感じではありません。ちょっと難しい立ち位置にいるという印象です。


──マーク役を演じることで、“今”を感じることってありますか?

平間さん
平間さん

そうですね……。本音を言うなら、苦しいんです。『RENT』を経験したからだと思いますが、“今”、この瞬間全力で舞台に立ち、その役に向き合ったとしても、それはやっているそばから消えていくもの……です。でも、その寂しさに向き合う力がキャスト全員すごい! 舞台は“その場”で行われること。消えていく、なくなっていくと分かっていても、全力で向き合うんですから。


──仮にDVDやBlu-rayに残ったとしても、それは“今”ではなく“過去”ですもんね。

平間さん
平間さん

そう! そうなんですよ。一ヵ月後には「この頑張りって何だったの?」って思うくらい(笑)。


甲斐さん
甲斐さん

観てくださるお客様の心に残るからこそ舞台をやれているわけで、自分のためって思うと限界がありますよね。


平間さん
平間さん

本当にそう思います。


八木アリサさん(以下、八木さん)
八木アリサさん(以下、八木さん)

私もその気持ち、よく分かります!


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稽古中のエピソード!

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