負の感情は我慢せず。だけど、
伝え方やタイミングが大事!
神崎
結婚すると、パートナーに対してはダメな部分を全部見せてもいいと思いがちですよね。だから育児でストレスが溜まると、親にも友だちにもしたことがないようなキツい言動で接してしまうんですよ。それを受け止めるのがパートナーの役割かもしれませんが、度が過ぎると嫌になってしまう。結婚したとはいえ、ネガティブな感情は慎重に伝えるような気遣いは必要ですよね。
藤本
負の感情を我慢しなきゃいけないわけじゃないけど、伝え方や伝えるタイミングはちゃんと考えるべきですよね。そして、相手にダメ出しをする以上に、感謝の気持ちを伝えることが大事なんじゃないかと思います。
神崎
結婚すると支え合うことが当たり前になってしまって、感謝の気持ちを忘れそうになってしまうんですよね。「旦那に“ありがとう”を言うって、どういうこと? 感謝を伝える理由が見つからない」みたいな。
藤本
それはリハビリが必要ですね(笑)。本気で思っていなくても、些細な行動に対して「ありがとう」って言えばいいんですよ。それを繰り返していれば、相手も絶対に言ってくれるようになるし。悪いことをしたら素直に謝ることも大事。そうやって地道に信頼関係を築いていくしかないですよね。
神崎
パパとママが「ありがとう」と「ごめんね」を交わす姿を見せることは、
子どもの教育にもプラスになりますよね。
藤本
そうそう! 親って子どもに対して口うるさく「ちゃんと“ありがとう”って言いなさい」って言うくせに、自分が言ってなかったら説得力がない。
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