教えてくれたのは……
エイジングデザイナー
村木宏衣さん
「Amazing beauty」代表。骨格、筋肉、リンパに同時に働きかける独自メソッドが生み出す変化が「整形級」と話題に。
ヘア&メイクアップアーティスト
長井かおりさん
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悩みを解決して美のレベルを高めるメイクの達人。自身のYouTubeチャンネルで公開した“中顔面短縮メイク”が大評判。
脳科学者
恩蔵絢子さん
VOCEウェブサイトでも活躍。著書は、記憶を失っていく母親の様子を脳科学から考察した『脳科学者の母が、認知症になる』ほか。
気づかないうちに「顔が長くなった!?」と感じている人、急増しています!
中顔面がロング化する現象に美のプロが“警鐘”を鳴らす!
「マスク映えを狙った目元の“彫り深メイク”をすると、顔の重心が上がって中顔面が広く見えやすく!」(長井さん)
「無表情時間が長い今、表情筋が運動不足になりやすく、顔がのっぺりしがちです」(村木さん)
What’s中顔面?
目の上から鼻(または唇)までの部分が“中顔面”
医学的な認識では目から鼻先まで。一般的には、唇まで含む部分を指すことが多い。中顔面が短いと顔のバランスが整って見える傾向があるとか。
「顔が長くなる」2大原因
1. 表情筋のコリ&運動不足
村木さん
マスク生活で口を大きく開けることが減り、また無表情時間も長くなっているため、頬を引き上げる筋肉が運動不足に。その結果、頬がのっぺりしやすくなっています。呼吸のしにくさやストレートネックなどからくる食いしばりも影響。“エラ筋”が強くなり、頬全体が斜め下に引き下げられることも中顔面が大きくなる要因に。
2. マスクによる脳のポジティブ変換
恩蔵さん
マスクで隠れたパーツを勝手に想像する際、脳は生まれてから今までに見てきた顔の“データベース”から推測します。その“データベース”にある人の平均の顔は美人になるということが知られています。また、目元にばっちりメイクをしている場合、それに合った鼻や口をイメージするため、実際の目鼻立ちよりよいものを想像する可能性も。そういったことから現実との差が生まれ、マスクをはずしたときに「思っていたのと違う」ということにつながるのかもしれません。
【村木式】中顔面短縮メソッドを習得すべし
筋肉の奥のコリをほぐすことで弾力を取り戻し、リンパの流れをよくする村木式“顔筋ほぐし”。1週間たらずで頬の上向き感に違いが出て、中顔面の印象に変化が!
\1日1回、1週間でキュッと縮んだ印象に!/
頬、あごのもたつきを解消してキュッと短く
◆頬
\下垂した頬骨をアップ/
【1】テーブルに両肘をつき、手の平の小指のつけ根にあるふくらみ“小指球”を小鼻に近い頬骨の下に当てる。
【2】手の平に頭の重さをのせ15秒×2回。
【3】2の状態のまま目線を正面に向け、同様に15秒×2回。
【4】人さし指と中指で頬を軽く押さえる。反対の手の指先を鼻と頬の間にある溝に当て、鼻筋側に圧をかける。
【5】鼻に当てた指の位置を下にずらしながら3ヵ所で同様に行う。
◆あご
老廃物が溜まりやすい
\輪郭膨張エリアを一撃!/
【1】鎖骨の内側に反対の手の人さし指と中指を当て、垂直に刺激する。
【2】鎖骨と同じ側のあごの下に親指を当て、人さし指と中指で挟むように持つ。
【3】「あ・ぐ」と口を6回開閉する。
【4】狭む位置を少しずつ耳方向にずらしながら同様に5ヵ所行う。
【5】反対側も同様に。
◆フェイスライン
\食いしばり筋をほぐす/
【1】両手の人さし指と中指を耳の上に添える。
【2】親指の腹を目頭の延長上の頬骨の下に当てる。
【3】親指の腹を斜め上に持ち上げるように圧をかけながら「あ・ぐ」と口の開閉を5回繰り返す。
【4】親指の位置を顔の外側にずらしながら4ヵ所で同様に行う。
口角を上げて頬面積を縮小
\口角を上げる筋肉を鍛える/
【1】口を開け、割りばしを口角に当たるようにくわえ、割りばしが水平であることを確認し、口を閉じる。
【2】前歯をすべて見せるように「え」の口にしながら、口角と一緒に頬を引き上げて、1分間キープする。
鼻と唇を近づけて人中短縮
\口まわりの筋肉をほぐす!/
【1】唇を突き出して「う」の口に。このとき、上唇を鼻に近づけることを意識する。
【2】「う」の口のまま、口を左右に各10回ずつ回す。回しくにくいと感じる側は筋肉が衰えている証拠なので回数を増やすと◎。
中顔面を短くしたいアラサー編集部員も30日で変化が!
顔がむくみやすいのですが、それが消えた手応えがあり、膨張感がキュッとする感じが。湯船に浸かりながらとか、朝のスキンケアのついでに、と簡単に毎日できて続けられたというのもスッキリ感を早くに感じられた理由かも。(VOCEエディター・佐藤水梨)
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メイクで中顔面短縮
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