心の血色感を高める、セルフケア

推し活のプロが、原因別に直伝!「推し疲れ」した、あなたの心を救うメンタルケア術とは?

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そんな推しに対して「こうあってほしい」と理想をなすりつけること自体が、よく考えればおこがましい話。私たちが見ている推しは、推しや運営が「こういうふうに見せたい」と戦略的に練り上げた偶像であり、ついそこに自己解釈や願望を膨らませて、推しを神格化してしまいそうになりますが、推しとて人間。言ってることも変われば、虫の居所が悪いこともあるし、恋もすればデートもする。昔見た夢と別の未来へ進みたいと思う日が来てもおかしくはありません。

推し疲れ企画

ですから、自分の思い描いていた像とズレが発生しても、あくまでこちらが勝手に期待をしていただけに過ぎないと割り切る姿勢は重要です。そこで石を投げるより、多少のバグは仕様だと思って、脳内修正した方が建設的。

そして推しの「これからはこういう自分を見せていきたい」とアップデートされた姿を甘受し、「推しver.2」なり「推しver.3」として愛でることが、健やかなるオタクの道です。

推し活は計画的に。リスクヘッジとして分散投資を試してみて

推しの供給に追いつけないという悩みに関しては、これはもう潔くあきらめるのがベター。無理して生活費を削って推し活代にあててもいいですし、強行スケジュールを組んで現場に弾丸ツアーするのも自由です。

ただ、推し活は人生を楽しませるためのものであって、推し活によって人生が壊されてしまったら元も子もありません。お金も体力もあくまで有限。そのソースをどう振り分けるかが、自分らしい人生のポートフォリオとなります。

なので、推し活は無理のない範囲で。もし現場に行けないときも、手元の雑誌とかDVDとか、今あなたの手の中にあるもので精一杯推しを愛でていたら、それも十分すぎる愛です。

むしろそこで必要以上にメンタルが落ちすぎる場合は、やや黄色信号。少しバランスを整えた方がいいかもしれません。

個人的には、一人の推しに全体重を預けてしまうと、その人がいなくなったときに共倒れしてしまう危険性を感じます。

投資の世界も、予期せぬ事態が起きた際、ダメージを最小限に抑えるために、ひとつの金融商品に集中させず、投資先を分散させるのが基本です。株式の世界ですらそうなのですから、思い通りになるはずのない推しなら、なおのこと分散投資が最大のリスクヘッジ。

日本では重婚は許されていませんが、推し活なら浮気も掛け持ちも自由です。一人の推しに過度な愛情が偏らないよう、複数推しで自立した推し活を楽しみましょう

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