連載 VOCE特別インタビュー

【藤本美貴】「自分の嫌いなところ、ない」と言い切る“鋼のメンタル”の秘密を紐解きます!

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人として旦那さんの全部が好き。直してほしいほど嫌いな部分は、正直ゼロです!

──旦那さんは、藤本さんと似ていますか? 全然、違うタイプ?

感覚的に動き出す私、完璧に基礎を築いてから踏み出す旦那さん。夫婦のタイプは真逆です。旦那さんはすっごく真面目だし、慎重派なので、私とはまったく逆のタイプなのです。笑えちゃうレベルの真面目さで……。旦那さんは服がとても好きなので、「服作っちゃえばいいじゃん!」と何の気なしの提案してみたんです。芸能人が服を作るというと、たいていはコラボ製品で、デザインをこうしたいとか、口頭での説明で出来上がっていくものが多いのですが、旦那さんは「俺、服を縫うこととかパターン(型)も起こせないのにさ、服をつくるとか難しくない?」と真顔で答えるんですよ。ええ!? いきなり職人レベルで考えるの!?って驚きましたね(笑)。それくらい大真面目な人なのです。

──旦那さんの「ここがイヤ! 直してほしい」という部分は?

旦那さんの嫌いなところは? と聞かれると思いつかないんですよね。もちろん、毎日の生活の中で感じる些細ことはありますよ。ドアをちゃんと閉めてとか、その言い方がイヤだ……とか。だから、小さな喧嘩はしょっちゅうしますよ。バッチバチの大きな喧嘩もときにはします。そうすると2~3日くらい旦那さんが家出するというのが定番なのです(笑)。思い切り衝突したあとは、旦那さんが車で寝たり、ホテルに泊まったりして、家族が不在の時間に戻ってくるような状態に。しばらくすると家族が家にいる時間にも戻ってくるようになり……というのが“あるある”パターン。そのころにはお互い冷静になっているので、あらためて喧嘩についてきちんと話し合って、お互いに謝って終了します。ですが、今の家に引っ越してからは、旦那さんの部屋ができたので、喧嘩をしたときに外に飛び出すことはなくなり、部屋で2~3日引きこもるようになりました(笑)。

─自分の意見を臆することなく伝える力が素敵ですね。

“とりあえず言ってみる精神”があります。でも、その意見が違っていれば、スッと潔く引き下がるというのがMYルール! 自分がこうしたほうがいいのでは?と感じたことは、ストレートに伝えるようにしています。これはモーニング娘。時代から変わっていません。当時、私が目指すべき着地点は、歌や踊りという作品をよくすることだったので、相手が先輩であっても、年上のスタッフさんであっても気になることには意見をしていました。こういう話をすると、メンバー同士が衝突する原因になったのでは?と思われがちなのですがそんなことはありませんよ~(笑)。作品の完成度を高めるための意見ということを基本的に理解してもらっていたこともあり、メンバー同士でぶつかるということはほとんどなかったですね。

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