美界のご意見番が最先端をレポート!
ビューティサイエンティスト
岡部美代治さん
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化粧品の基礎から製品化まで研究してきた経験をもとに、スキンケア&美容全般をわかりやすく伝えるビューティサイエンティスト。
美容ジャーナリスト
吉田昌佐美さん
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膨大な美容知識と鋭い視点からの取材力に定評のある、重鎮ジャーナリスト。コスメへの深い愛をベースにそれぞれの強みを伝える。
【Scoop!!】今年のキーワードは「分裂」!
重大トピックスとしてまっさきに挙がったのがこの言葉。細胞が縦に分裂するか横に分裂するか、それがシミ&くすみ問題に大きく関わっていた!
岡部さんの見解
メラニンが溜まって黒くなる理由が分裂の方向にあったとは! 細胞が横に分裂する肌は、ターンオーバーが滞ってメラニンも蓄積しやすいという研究結果を、コスメデコルテとファンケルが同時に発表したのは興味深い。
吉田さんの見解
アプローチは違うけど、どちらもケラチノサイトの分裂の方向を横でなく縦に導くのが狙い。シミ部位だけでなく、その周辺の肌へ視点を広げたともいえる。健やかな肌の育成、見た目を変えるという意味でも注目!
広がるモヤモヤをコウジ酸でケア
くすみもシミも! 敏感肌に透明感
【目ウロコ!】毛穴の暗さが明るさを妨げていたという事実
毛穴が開いたり、キメが乱れたりすることも透明感の阻害要因に。毛穴ケアもブライトニングの一環として考えるべきという新常識が爆誕!
岡部さんの見解
“ブライトニング”を考えたとき、メラニン由来のシミケアだけではやっぱり不十分だと気づく。毛穴の開きがもたらす影や鱗屑(りんせつ)など、“曇り”へのアプローチには多様性が出てきそうだ。
吉田さんの見解
穏やかなピーリング作用で知られるPHA配合のランコム、角層のゴワつきを潤いで除去するカネボウ、たるみ毛穴や目元の色素沈着などダークスポットはおまかせのシャネル。曇りの原因になるものをまるごと引き受けるという流れは今後も続きそう。
優しいタッチで穏やかにふき取り
毛穴も目元のどんよりもおまかせ
角質ケアしながらブライトニング
【Scoop!!】2023、改めてメラニン研究のハナシ
メラニンの生成や蓄積、排出というメカニズムはかなり解明されてきた。しかし視点を変えれば、まだまだ追求すべきところがある!?
岡部さんの見解
メラノサイト幹細胞が表皮に存在するという、アスタリフトの発見には驚いた! 幹細胞の分化を抑制してメラノサイトそのものをつくらせないという、まさに新次元のアプローチ。そして敏感肌ケアだけでなく、ブライトニングにも美肌菌の波が来たかと思わせてくれたのがクレポとディセンシア。
吉田さんの見解
メラニンの生成抑制と排出という地道だけど王道のアプローチを、2つの有効成分で叶えたサクラエ、点と面からメラニンに働きかけるHAKUやワンバイにも注目。
のせるだけで浸透する新質感
シミもくすみも二刀流でケア
くすみが重なった角層濁りに着目
ストレスで進むカルボニル化を抑制
ダブル効能で澄み渡る肌へ
独自のリポソーム技術も搭載
撮影/新垣隆太 イラスト/ちばあやか 取材・文/穴沢玲子
Edited by 新井 美穂子
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