緊張でドキドキしててもそれ自体を楽しめちゃう。そんなしなやかな強さが身につきました
2023年3月で26歳になります。上京して6年、無我夢中で走っていたらあっという間に過ぎました。同年代の友人たちから、チラホラ、“結婚”とか“出産”といった報告を受ける機会も増えました。そういえば、母が私を産んだのも今の私と同じぐらいの年齢。今の私ではとても想像できません。どれくらい成長したのか、自分でははっきりとは分からないけど、やってきたぶん、強くなれた部分はあるのかなと思っています。
たとえば、以前は撮影で緊張のあまり頭が真っ白!みたいなこともありましたが、今はその緊張のドキドキごとを楽しめる、しなやかな強さを身につけることができました。“はじめまして”の人と一瞬で打ち解けられるタイプではないし、緊張しいなのも変わらない。だけど、そんな自分とポジティブに向き合えるようになったことは、成長といえるんじゃないかなと思います。
表紙をやらせていただく4月号のテーマについて思うこと。透明感には実にさまざまな種類があると思うのですが、その中で私が身につけたいのは“凛とした透明感”。守ってあげたくなるような儚いものではなく、しなやかで強い。いつでもブレない人にこそそれは宿ると思います。
また、自分の内面の風通しをよくしておくことも大事だと思っています。泣いたり、笑ったり、怒ったりといった喜怒哀楽を溜め込まないこと、無理しすぎないことを心がけています。そして、仕事面では自分に厳しくなりすぎないように。
20歳くらいのとき、中井貴一さんに「100点ではなく、30点でいい」と言っていただいたことがあるんです。無理して頑張りすぎなくていいんだと思えたし、考えすぎて堂々巡りしないように一回落ち着いて向き合うことができるように。いつでも心も、体も自然体。これからも頑張りすぎず、柔軟な大人を目指していきたいですね。
MAKE-UP DATA
【EYE】
【HIGHLIGHT】
【LIP】
今田美桜/Mio Imada
1997年3月5日生まれ。福岡県出身。着々とキャリアを重ねる中、2022年には第45回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した実力派。『東京リベンジャーズ』シリーズをはじめとした映画やドラマ出演に加え、CMにも引っ張りだこ。
【INFORMATION】
今田美桜さん出演映画『わたしの幸せな結婚』
2023年3月17日(金)ロードショー
小説とコミックの累計発行部数が550万部を超える、顎木あくみ氏原作の大ヒット作品を実写化。不幸な生い立ちの孤独な斎森美世が冷酷無慈悲と噂される久堂清霞に嫁いだことから始まるラブストーリー。3月17日より東宝系にて全国ロードショー。
撮影/吉田崇 ヘアメイク/渡嘉敷愛子 スタイリング/西野メンコ 取材・文/中川知春 構成/渡辺瑛美子
Edited by 渡辺 瑛美子
公開日:
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