香りのスイッチングで芸名と本名の切り替えをサポート
VOCE編集部
ほかにもご自身がされているオンオフの切り替え方法はありますか?
愛希さん
私には芸名と本名があるので、劇場に入るときは芸名、終わったら本名の自分というのを意識する感覚を持つようにしています。そのスイッチを切り替える方法の一つなんですが、今劇場で使っている香りは普段使いにはしないとか、そうやって分けているんです。
VOCE編集部
それは香水とか?
愛希さん
ボディクリームですね。好きな香りなので劇場で使っているものをそのまま普段でも使いそうになっちゃうんですけど、「あ、この香りをまとうと芸名スイッチが入っちゃうかも」と思い直して、別の香りのクリームに変えています。あとはお部屋に使うミストも劇場用と普段用で以前は同じものを使っていたんですが、今回は違うものを使いました。
VOCE編集部
愛希さんの愛用のボディクリームを教えてください!
愛希さん
ジョー マローン ロンドンのミモザ & カルダモン ボディ クレームです。これが大好きで、普段はオンオフどちらもこのクリームを塗って過ごしているのですが、今回普段使いのボディクリームは香りのないものにしました。お友達からいただいたルームミストがすごくいい香りだったので、ホテルのお部屋にシュッとスプレーして、その香りで癒やされています!
VOCE編集部
その方法は読者の皆でも使えそうです!
愛希さん
香りって記憶と結びついているので、ふと昔のことを思い出したりしますよね。今まで役によって香りを変えることはしていましたが、普段と劇場用を変えるという発想は本当に今回が初めて。でもいいスイッチの切り替えになりました!
VOCE編集部
『エリザベート』が終わられたら、すぐに『マリー・キュリー』と続きますが、今年はまだまだ別の愛希さんに会えますか?
愛希さん
(笑) さあ、どうでしょう? でも頑張りたいなって思っていますので、まずはぜひ『マリー・キュリー』の舞台に足を運んでいただけたら嬉しいです!
1月30日に無事大千穐楽を迎えた『エリザベート』。タイトルロールを演じるという重圧を感じつつ、愛希さんが持つ力のすべてを出し切って、全身全霊でシシィを演じられたことが伝わってきました。そして、このタイミングだからこそ聞けた裏話もたっぷりとお話ししてくださいました。
「エリザが終わったら、すぐにマリー・キュリーの本格的なお稽古に入ります!」と話していた愛希さん。彼女の新しい魅力が開花すること間違いナシの『マリー・キュリー』をぜひ劇場で堪能してください!
愛希れいかさんのチャーミングな未公開カット!
【愛希れいかさん・プロフィール】
愛希れいか(Reika Manaki)
福井県出身。2009年宝塚歌劇団に95期生として入団、月組に配属される。2012年4月23日付で月組トップ娘役に就任。在団中の主な出演作は、『ロミオとジュリエット』『ME AND MY GIRL』、『1789 -バスティーユの恋人たち-』など。トータル6年7カ月に渡りトップ娘役を務め上げ、2018年11月18日に『エリザベート -愛と死の輪舞-』(エリザベート役)で宝塚歌劇団を退団。退団後は2019年東宝ミュージカルの『エリザベート』で初舞台を踏む。その後、『ファントム』(2019年)、『フラッシュダンス』(2020年)、そして2022年〜23年『エリザベート』に再度出演を果たし、タイトルロールの【エリザベート】役を務めるなど、活躍を続けている。
次回作
ミュージカル『マリー・キュリー』
2018年に韓国で初演、2021年の韓国ミュージカルアワードで大賞をはじめ5冠を総なめにし、マリー・キュリーの故郷でもあるポーランドでのガラコンサートも大盛況を収めた作品。Fact(歴史的事実)とFiction(虚構)を織り交ぜた、ファクション・ミュージカルとして、日本初上演!
マリー・キュリー 愛希れいか
ピエール・キュリー 上山竜治
アンヌ 清水くるみ
ルーベン 屋良朝幸
東京公演 3月13日(月)~26日(日) 天王洲 銀河劇場
チケット一般発売日 2月11日(土・祝) 10:00~
大阪公演 4月20日(木)~23日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
チケット一般発売日 2月26日(日) 10:00~
撮影/楠本隆貴(will creative) 取材・文/前田美保
Edited by 三好 さやか
公開日:
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