「水を飲むと太る」って本当？飲むだけでキレイになる【美容にいい水】10選

アクアソムリエ 山中亜希さん

代謝が上がる、血流がよくなる、老廃物を排出しやすくなるなど、水による美容効果は多いです。実は私、昔は水を飲むのが苦手だったんですよ。でも仕事でたくさん飲むようになったら、風邪はひきにくくなるし、おなかの調子はよくなるし、吹き出物はキレイに治るし、といいことばかりで。水を飲むことの美容効果を身をもって体感しました。普段あまり飲まない人ほど効果を感じられるかもしれません。

アクアソムリエ 山中亜希さん

飲みやすさで選ぶなら、まずは硬度をチェック。日本の水は一般的に、硬度が低く、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが少ない傾向にあります。普段そういう水を飲み慣れていることを考えると、硬度100以下であれば違和感なく飲めるのでは。ミネラル自体は約100種類ほどあると言われますが、水にもさまざまなミネラルが溶け込んでいます。食事のほうが量は摂れると思いますが、毎日飲むことを考えればミネラルの量や種類にこだわるのもありです。ただミネラルの種類によってはクセのある味になることも。とにかく飲み続けることが大事なので、味や価格もポイントですね。

アクアソムリエ 山中亜希さん

夏のように汗をかくわけじゃなくても、私たちは尿や便、呼気などによって１日約2.5Lの水を排出しています。体内で栄養素がエネルギーになるときに生成される代謝水が200～300ml、バランスのいい食事で得られる水分が約１L。となると最低でも1.2L、美容のことを考えれば２Lは飲料水で摂取したいところです。冷たくしすぎると体が冷えるので、常温か少し冷たいぐらい、15～20℃の温度で飲むのがいいと思います。飲むタイミングはとにかくこまめに。とくに冬は乾燥しているので、20～30分に１度ぐらいの頻度で飲むといいですよ。

アクアソムリエ 山中亜希さん

“水太り”という言葉がありますが、通常は水をたくさん飲んだからと言って太ることはありません。普段お水を飲んでいない方が、いきなりたくさん飲むと循環がスムーズにできなくなり、一時的にむくんで太ったように感じるかもしれませんが、あくまでも一時的なもの。水太りはあまり心配しなくてもよいでしょう。反対に、たくさん飲めば痩せるわけではありません。最低でも1.2L、理想は２Lを毎日こまめに飲むことが大切です。