神崎恵
2020年秋、その美をさらに進化させてネクストステージに。
ぬるくならない“あったかムード” 赤い目元
“とことん自己満足したい”。今期、私の中にムクムクと湧き上がってきた欲求を、メイクで叶えるのに最適だったのが赤み。中でも、甘くないピンクシャドウやボルドーのアイラインはそんな今の気分にぴったり合うものでした。無難になじませるのではなく、まぶたの上でキレイに浮き立たせる。そんな使い方にも注目していて。なので赤みのアイテムを目元に使う際には、かなりくっきりはっきり、色が際立つような、のせかたをするのが最近のブーム。
Amplitude
ロングラスティング リキッドアイライナー 06 ¥4300/アンプリチュード
「ピンクの目元にブラウンを使うと甘くなるし、ブラックではトゥーマッチ。同系色であるボルドーのラインなら、目力を失うことなく色の存在感をアピールできます。太さも細すぎより少し太め。色をとことん、楽しみたいから」
CHANEL
レ キャトル オンブル 362 ¥6900/シャネル
「特別なピンク! 特にパレットの右上と左下のピンクが秀逸で、下半期かなりヘビロテしました。THE トレンドなのに浮き足立ってないから大人の女性に最適。女っぽい、可愛い、ハンサムなど1つのイメージにカテゴライズされないところも今の気分にぴったり」
◆他のパーツはこうする!
ザ マット リップ リキッド Copper Cherrywood ¥3200/アディクション ビューティ
「アイパレットのピンクではなくブラウンを拾って唇はブラウン系。シャドウがツヤツヤではないので、唇もさらっとマットな質感に仕立てるとバランスよく仕上がります」
シャープに仕上げる“攻めの唇” マットリップ
マスク生活が続き、唇の存在を“なかったこと”にされがちな今だからこそ、リップメイクに自由を感じました。気分の上がる下着を忍ばせてるような気分で、マスクの下に鮮やかなマットリップを仕込んだりして。マットリップの、潔いところが昔から好きなのですが、その中でも今期は今日つけたネオンピンクのような、強気な色が気持ちいい。これがツヤツヤだと古い印象になりがちですが、マットなリップは顔の中でパーンと浮くのが最高に楽しいし、なんだか萎えそうな時でも、強気な自分へと奮い立たせてくれるから。
「自分の中に風が吹くようなチャレンジングな色や質感を臆することなく使うのが気分」
ADDICTION
ザ マット リップ リキッド Think Fuchsia ¥3200/アディクション ビューティ
「薄くて軽くて、密閉感のないマットリップ。なかでもこのネオンなピンクは、つけると顔だけじゃなく見える景色まで変わる特別な色。感じいいとか、さりげないとか、そんなルールを取っ払って自分の欲求に忠実になっていい。そんな爽快さを味わえるんです」
◆他のパーツはこうする!
(左上)サンク クルール クチュール 539 ¥7600/パルファン・クリスチャン・ディオール
(右)カムフィー ブラッシュ 06 ¥3500/セルヴォーク
(左下)ザ アイシャドウ スパークル Rose Quartz ¥2000/アディクション ビューティ
「リップが濃い色のときは他のパーツを引き算。そのセオリーを無視して目元にはローズとベージュのキラキラを。下まぶたにもキラッと輝きを。血色を足しつつ、肌が柔らかく見えるようにチークもほんのり」
撮影/来家祐介(aosora) ヘア/津村佳奈(umami) スタイリング/石関靖子 取材・文/中川知春
Edited by 大森 葉子
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