スカパー!で配信中の『山里亮太の宝塚男子になってもいいですか?』の収録現場にVOCEが再び潜入取材を敢行。第5幕の収録ゲストは、以前、元タカラジェンヌ特集にも出演いただいた元月組男役スターの美弥るりかさんと元星組・宙組男役スターの七海ひろきさん。このお二人は言わずと知れたスター揃いの【華の89期】の同期組。収録では同期同士だから話せる本音トーク、そして同期しか知らない裏話など、お宝な話題がたくさん飛び出して、山里さんもずっと目が♡状態に。お二人の仲の良さが伝わる収録でかなりの盛り上がりっぷりでした!
収録後、お二人にVOCE単独インタビュー! 収録の感想や、番組内では話せなかったことなど、さらに突っ込んだ質問をさせていただきました。同期の中でも特に縁が深いという美弥さんと七海さんの知られざる関係性に迫ります。最終ページには二人の未公開カットもお届けします。
山ちゃんの“乙女的宝塚男子”に完全KO!
VOCE編集部
お二人の仲の良さが伝わる収録でした! 感想を教えてください!
七海ひろきさん(以下、七海さん)
今回は観覧者の方もいらっしゃって場の雰囲気もすごく和やかで、そして私の拙いトークを山里亮太さんと美弥ちゃんが面白くお話ししてくれて(笑) とても楽しかったです。懐かしい話も久しぶりに沢山できたので、放送を観てくださる方もきっと楽しんでいただけるんじゃないかと思います。
美弥るりか(以下、美弥さん)
本当に今日話したのは20年前の話で……(笑) 忘れていたことも結構ありましたが、かいちゃん(編集部注:七海ひろきさんの愛称)と二人で話していたら少しずつ思い出しましたし、話せば話すほどやっぱりかいちゃんとは縁が深いんだなと思いました。宝塚受験前から仲が良かったですし、こうして卒業しても一緒にメディアに出る機会をいただけるのも嬉しいですし。
VOCE編集部
山里さんの印象はどうでしたか?
美弥さん
山里さんは本当にお話がすべて面白くて! 私とかいちゃんが話すことすべてを拾ってくださり(笑) しかもさらに最後にはまとめて超面白く言ってくださいました。山里さんのおかげで“宝塚男子”も増えていっているのかなと思うと、本当にお話ができて嬉しかったです。
VOCE編集部
今お話に出た“宝塚男子”ですが、“宝塚男子”について抱いている印象をお聞かせください。
七海さん
印象ですか? とにかく「好きになってくれてありがとう」という気持ちがあります。性別は関係ないんですけど、男役をやっていた側からすると、山里さんがおっしゃっていた乙女心みたいに“キュンキュン”してくれているのはすごく嬉しいなと思っています。
美弥さん
以前は本当にほぼ女性客の方ばかりでしたが、ここ最近少しずつ“宝塚男子”が増えているように感じています。それこそ私が退団するくらいから、特に東京の夜公演は会社帰りのスーツを着た方がたまにステージ上から見えたりするんです。「興味を持ってくださっているのかな」と思ったりしてすごく嬉しく思っていました。
VOCE編集部
そうなんですね! 確かに男性のお客様が増えているのを感じます。
美弥さん
まだまだイメージ的に「宝塚は女性が観るものだ」みたいなちょっとした固定観念みたいなものがありますよね。そういったものが、もう少し世の中が自由になって、男性の方にも興味を持っていただけるようになったらもっともっと広がっていくと思います。男性の方は宝塚に対する目線や観方が違うのかと思いきや、今日山里さんに伺ったら、「普通に女性目線でときめきながら観ている」とおっしゃっていたのがとても面白かったです。「娘役の気持ちになります」っておっしゃってて、それは女性のお客様と同じなんですね!(笑)。
VOCE編集部
今回、山里さんと共演されて、山里さんの“宝塚男子”っぷりにはどんな印象を持たれましたか?
美弥さん
いや、もう本当に嬉しいです! あれほど宝塚を愛してくださっているのに、まだファン歴が意外と短くて2年くらいだとか……。私たちはもう退団していたんですよね。だからまだ現役時代に出会いたかったなと思いました。一年遅かったみたいな……。ね、かいちゃん。
七海さん
うん。生で観てもらえたら良かったなと思ったよね。
美弥さん
それでも私たちの過去作品とかまで観てくださっているというのがすごく嬉しい。今の宝塚だけではなく、ちゃんと今までの歴史を感じようとしてくださっているんだなというのがすごくありがたくて……。こんなこと言うと、私が何の代表なのか分かりませんが(笑) すごく嬉しいなと思っています。
七海さん
山里さんって、とても忙しい方じゃないですか。いろんなお仕事をされているなかで、時間をつくって劇場に足を運んでくださったり、過去作品を観たりもそうですけど、“その時間をつくってくださっているんだ”というのが本当に嬉しい! 男性の方でまだまだ宝塚に対して「観たいけど、どうしようかな」と思っている方の、気持ちの後押しをしてくれるような存在なんだなと改めて思いました。
次ページ
宝塚音楽学校時代を振り返る
この記事に登場したコスメ(1件)