連載 ベッキーの「新こきゅう」

私の永遠の推し、SMAPさんについて【ベッキー書き下ろしエッセイ連載第7回】

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私の永遠の推し、SMAPさんについて【ベッキー書き下ろしエッセイ連載第7回】

家族に仕事に向き合う毎日の中で、ベッキーさんが気づいたことや考えたこと、出会ったひとやもの、とにかく心を動かされたままに本音で綴ります。連載タイトルの【ベッキーの「新こきゅう」】は、マスク生活を余儀なくされ、呼吸について考えさせられる日々の中で、ベッキーさんが想いを込めて命名。今回の記事冒頭の写真も、ベッキーさんが撮影! 「ほんっとうに一部に過ぎないが、私の推しのグッズたちです。ずっとたいせつ。」

Instagram、ツイッター、YouTubeなど、自分の想いを発信する場所はいくつか持っているが、当然のことながらいつも“この文章は、誰の反感も買わないかな?”とビクビク。もちろんこのVOCEのエッセイもそれくらいの緊張感を持って書いているのだが、ここに綴った言葉たちが変な広がり方をすることもないし、とりわけ本音の部分も曝け出しているので、こういった場所を頂けるのはありがたい。ということで、今日は私の永遠の推しについてのびのびと書こうと思う。

私はSMAPが好きだ。過去形にするつもりはない。今もしっかり好きだ。“推し”という言葉がなかった大学生のころ、母に連れて行かれたライブで心を奪われた。その前から毎週『スマスマ』も観ていたし、メンバーさんそれぞれのご活躍も応援していたが、ライブに触れたそのときからガッツリのファンになった。初参戦のツアーでアルバム曲についていけなかった事を悔やみ、次のツアーは予習完璧。しかしデビュー直後の隠れた名曲などについていけず、反省。そこから全楽曲を聴き込み、もうどんな楽曲を披露されてもノれるくらいにまで成長した。毎回欠かさずツアーに参戦し、1人で地方のライブに行くことも。名前を隠してファンの方と交流したり、ポップアップショップの整理券を取るために日の出前から列に並んだり……とにかくたくさんの情熱を捧げて、私にとっての大きな青春なのだ。

SMAPのライブは本当に楽しい。発売されるアルバムの時点でコンセプトがしっかり練られているから、そこに衣装・映像・セット・トークなどの演出が加わり、最高の空間が出来上がる。そして、5人が揃ったときの迫力たるや……。あぁ、思い出してもじーんとする。きゅーんともする! 最高! 本当に最高! 楽しかったなぁ!! 私の中でSMAPのライブに行くことは生き甲斐になっていた。

最近、色々なアーティストさんのライブに行かせていただくのだが、ふとした瞬間に『あ、この曲SMAPのあの曲の感じに似てる』とか『この登場の仕方、〇〇年のSMAPライブのときに似てるな』と思ってしまう。それは良し悪しを“比較”してるとかそういうネガティブなものではない。きっと、私の中でSMAPがひとつの“基準”になっているのだと思う。それくらい、大きな存在なのだ。今だって定期的に『今年アルバムを出すとしたら、ヒゲダンが曲提供してくれるのかなぁ』などと楽しく妄想をしている。私にとって大切な推し活である。

1つの節目を迎えたSMAPだが、私は推せる時にガンガンに推せていたので、過去に対して後悔はない。私は本当に素晴らしい青春をいただいた。ソロ活動もありながら、睡眠時間やら色々なものを削ってライブを作り上げてくれたSMAPさんには感謝しかない。

私がライブに遊びに行っていた頃SMAPは五角形だったけれど、私の心の中にはしっかりと六角形のSMAPも居て…。相も変わらず、愛も変わらず、応援しております。今日もみなさんが心おだやかに過ごせていますように。さーて! 季節も季節だし、今日は『Song of X’smap』という曲を聴こうかな♪

▼ベッキーさんと上戸彩さんの対談記事はこちら
【上戸彩×ベッキー】最初の出会いから、連絡先を交換するまで3年かかりました

ベッキーの「新こきゅう」連載の記事はこちら

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ベッキーさん
ベッキー/Becky

1984年生まれ。神奈川県出身。14歳で子ども向け番組『おはスタ』でデビュー。以降、バラエティやトーク番組、雑誌などで活躍。2019年にプロ野球指導者の片岡保幸さんと結婚し、2020年春に第一子、2021年春に第二子を出産。2021年には「第14回ペアレンティングアワード」でママ部門を受賞。洋服のデザインや絵画制作も行い、カラフルなアクリル画が印象的な「Becky art」も人気。YouTubeチャンネル「ベツキイ!!!!」も、絶好調配信中。また、自身初のスキンケアブランド「NaturaLUNA...のプロデュースもしており多方面に活躍の場を広げている。

撮影、イラスト、文/ベッキー 撮影(ポートレイト)/猪原悠

Edited by 渕 祐貴

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