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人気漫画家【安野モヨコ×伊藤理佐】対談。「美容に一番力入れている時期に婚期到来。漫画を描くことはキレイになるための行為の対極」(前編)【漫画お試し読みも】

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伊藤先生
伊藤先生

美容医療って、やっぱ行ったことない人には未知の体験だから、わからなさ過ぎて怖いもんね。私も先日、ついにVIO脱毛をスタートさせて、いい歳こいて、すごい動揺した。行く前にはモヨたんにも相談させてもらって……。


安野先生
安野先生

既に半分やってたからね。VIO脱毛ってレーザーを当てた後に冷やすじゃない? その最中に大地震がきたら……って思ったりしない? 


伊藤先生
伊藤先生

するする。毛ってさ、本来守るために生えているものじゃん。それを除去して丸裸になった状態で危険から逃げる!なんて、想像しただけで心もとなさすぎる。


安野先生
安野先生

その点では私はアートメイクも怖い。 


伊藤先生
伊藤先生

片方だけ終了したタイミングで地震きたらもう、目も当てられないね。美容クリニックでの施術、シミのレーザー治療くらいなら気軽にできるようになったけど、もっとハードな施術とか注入系はまだ手が出せない私……。モヨたんは?


安野先生
安野先生

いや、それはもうVOCEのおかげというか。悩む猶予もないまま注射系はやってたからレーザーとかへのハードルは無いに等しかったよ。今は糸入れるかどうかで迷ってる(笑)。 


伊藤先生
伊藤先生

VOCEで連載していると普通に漫画描いてるだけだったら得られない最新の美容情報には触れられるのは確かだよね。身につくかどうかは別として。私も、女優とかモデルが通う評判の痩身サロンに連れて行ってもらったことある。ものすごい痛くて地獄だったけど(笑)。


安野先生
安野先生

ものすごく揉まれるやつかな。知らないのいっぱいあるからね。VOCEで連載してるって言うと、いろんな人から美容詳しいと思われて出版社のパーティなんかで見知らぬ女性作家さんに「VOCEに載ってたアレ、本当に効くんですか?」とかよく言われたけど載ってる化粧品全部試してないからね。なんなら質問してくる人の方がよっぽど詳しくて何言ってるかわからなかったわ。


安野先生の『美人画報』は美容雑誌『VOCE』創刊号1998年から2003年まで、VOCEの名物連載として大好評を博し書籍にも。
伊藤先生
伊藤先生

たしかに! 試してない、試すわけない(笑)。でも、美容業界の真ん中の人じゃないけど、詳しそうな人に教えてもらうっていうのが聞きやすいし、楽しいのかもね。私は連載の『女のはしょり道』の作風から、まったく周りからアドバイスを求められることなんてなかったけどね(笑)。


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30代で漫画界の田中みな実に!?

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