伊藤理佐
1969年9月6日生まれ。“あるある!”と共感したくなる日常の笑える出来事を描き、ドラマ化もされた『おいピータン!』、『おいおいピータン!!』(講談社)、妙齢のリアルをくすっと笑える視点で描く『おんなの窓』(文藝春秋)など著書多数。“ズルするために一生懸命”を標榜するVOCEで連載中(2006年5月号~現在)のエッセイ漫画『女のはしょり道』の最新刊『けっきょく!女のはしょり道』が大好評発売中。
安野モヨコ
1971年3月26日生まれ。女子の生き様を描いた『ハッピー・マニア』(祥伝社)、『働きマン』(講談社)など著書多数。VOCEにて1998年から2003年まで連載された『美人画報』も雑誌を代表する作品として大ヒット。当時、安野氏のイラストが表紙を飾ったことも話題となった。現在、主人公たちのその後を描く『後ハッピーマニア』(祥伝社)を連載中。オリジナルの着物&和装小物ブランド“百葉堂”もプロデュース。
本物の美容通じゃないからこそ
“へ〜、そんなことあるの!?”って
視点で美容と向き合える
伊藤先生
モヨたん(編集部注:安野先生のこと)がVOCEで『美人画報』を連載スタートしたのいつだっけ?
安野先生
27〜8歳のころ。今思うと若いな。
伊藤先生
私は37のときVOCEで『女のはしょり道』の連載をスタートして。連載の相談しながら編集さんとめちゃくちゃ飲んじゃって。翌日サイン会だったんだけど、ものすごい二日酔いで。今でも謝りたい思い出。
安野先生
わかる〜。なんで翌日露出の時に限って飲んじゃうんだろうね。
伊藤先生
モヨたんはさ、やっぱもともと美容に詳しいからVOCEで連載(『美人画報』)のお声がかかったの? 私の場合は全然そうじゃなかったけど。私の美容ポリシーは連載当初から “ズルするために一生懸命”だからね。VOCEなのに(笑)。
安野先生
りさっち(編集部注:伊藤先生のこと)らしい(笑)。私も連載が始まった時は美容の知識なんてなかったよ。流行りもんを時々買ってみるくらいで基礎が全くないから効果的な使い方もわからなかった。連載で取材したり最新コスメを試させてもらったりして、知識が増えてった感じ。
美容医療に対してもクリニックでいきなりヒアル(編集部注:ヒアルロン酸)打つ!って編集さんに言われてぎゃ〜って。スパルタみたいに受け入れていくうちに抵抗なくなった(笑)。アレがなかったらいまだにやってなかったかも。
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美容医療って未知な体験!?