毎日がとても刺激的で、あぁ息をしているなと感じられましたね。
美夢
退団後、しばらくNYに行かれていたんですよね?
音さん
そうなんです。NYには従姉妹が住んでおり、退団したら絶対に行こうと決めていました。
美夢
いかがでしたか?
音さん
楽しかったです。劇団生活を終えて自分の心に余裕ができたからか、見るものすべてが心から素晴らしいと感じられましたね。
美夢
舞台もいろいろ観られましたか?
音さん
はい。たくさん観ました。NYという街はアートや音楽、演劇などの芸術がとても身近にあり、様々な身分、世代、人種の人々の感性に触れることができる場所なんですよね。毎日がとても刺激的で、あぁ息をしているなと感じられましたね。
美夢
息をしている、ですか。
音さん
やはり在団中は職業目線というのでしょうか……何を見ても「何かの表現に活かせるかな」とか、「次の舞台のために」というスタンスですべてを見ていたので、どこかぎゅっと心が閉じている感じだったんですよね。
美夢
そうですよね。舞台を観ても裏のこととか考えてしまったりね(笑)。
音さん
そうなんですよ。今回の旅では一人の観客として、舞台に集中することができて。幼い頃に自分が演劇やアートが好きになったときの気持ちを思い出したような気がして、良い経験ができました。
美夢
お買い物もできましたか? それこそヴィンテージショップとか……。
音さん
掘り出し物がたくさんありました! 私くらいのサイズってNYではあまり需要がないようで(笑) 良いものがたくさん残っていました~!
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音くり寿のシュールなハマりもの!