「SOYO」のブラシが人生をプラスに導く存在になれたら
──ヒロさん初めてのブランド設立ということですが、ブランド名「SOYO」の由来や、ブランドを通じて一番伝えたいことって何ですか?
小田切「このブランド名には素養、つまり知識や教養という意味合いが込められています。私はどんなメイクをするにしても、知性だったりパーソナリティを引き出すということをベースにしているんですが、その知性や個性というのを表現する言葉として『素養』というのがぴったりだなと。そこに、私のキメ台詞である『そうよ〜』をかけて、SOYO(そーよ)というブランド名にしました。私は、メイクは知性であってほしいと思っていて。メイクをしたことでマイナスになるのではなく、プラスに働くような、そんなメイクをしてほしいなと思っているんですが、SOYOがみなさんの今までの人生で得た知識や教養を表現できて、今後の人生をプラスに導いてくれるような存在になってくれたらいいな、と思っています」
──ブランド最初のアイテムにメイクブラシを選んだのはなぜでしょうか?
小田切「メイクをするにあたり、基礎になるのはやっぱり道具だと思うんですね。読者さんやYouTube視聴者さんのお悩みを聞くと、『同じようにやっても綺麗に仕上がらない』という声がすごく多くて。実は、このお悩みはヘアメイクアップアーティストを始めた頃からずーっとあって、『このチークじゃダメです』『教えられた通りにやってもうまくいきません』ってね。それで、毎回同じことを答えるんですよ。『じゃあ、ブラシは? ブラシちゃんと使ってますか?』って。毎回、ブラシブラシって答えているうちに、じゃあブラシさえ替えればみなさんのお悩みが解決できるんじゃないかと思い至って。テクニックがない方でも簡単に美しくなれる道具として、こういうブラシがあるといいんじゃないか、まずは道具からだと思って、このブラシセットをつくることになりました」
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