店頭の“リアルタマちゃん”たちが初心者の皆さんの美容師匠に!
――そこに、『僕メイク』のコラボのご依頼があったわけですね。
尾崎「はい。私たちの願いは、まずコラボを通して『僕メイク』をできるだけたくさんの方に読んで欲しいということです。美容のきっかけ作りはいろんなメディアがいろんな手法でやっており、VOCEさんも年末にメンズコスメ大賞を実施されていましたが、まだ十分に届いていないという課題があった中、漫画でアプローチすることで性別関係なく取り入れやすいものになるだろうと考えています」
――コラボでは具体的にどんなことを企画されているのですか。
尾崎「@cosmeの記事と@cosmeTOKYOの商品棚で連動した企画を展開します。メインターゲットは男性になりますが、性別関係なく、メイクや美容の楽しさ、可能性を知ってもらうことに軸を置きました。男性にはファーストステップとして気軽に始められるアイテムの紹介を、女性には楽しさや喜びを再認識してほしいという思いから、初心に立ち返るような企画になっています。@cosmeの記事では@cosmeユーザーさんと、@cosmeTOKYO のBAさんに聞いた初めて使うおすすめ洗顔料を公開しています。また、@cosmeTOKYOでは、BAさんのオススメアイテムを棚で展開します。『僕メイク』の中で一朗がタマちゃん師匠に教えてもらったように、“リアルタマちゃん”たちが初心者の皆さんに教えたい情報をお伝えするという内容で、web記事と店頭のコーナーで並行して展開することを意図しました。@cosme TOKYOでは黒いPOPにコメントを一つずつ書いているのが名物でもあるので、『僕メイク』版のPOPにも力を入れています」
――『僕メイク』の男性読者からSNSであがっていた「俺たちにはタマちゃんがいない」という声に応える企画ですね。
尾崎「そうなんです。SNSの声によって、男性がアイテムを購入する際、『誰に聞いたらいいかわからない』というハードルに最初にぶち当たることが見えました。考えてみれば、男性の場合、周りでコスメを使っているかなどの会話すらしない人が多いと思うのです。そうした高いハードルを越えるべく、 聞ける人、聞ける場所、聞けるサイトなど、頼れるものがいろいろあることをまずは知っていただきたいなと。ユーザーさんとBAさんへのアンケート結果から、『わからないことはいろんな人に聞いていい』『人に聞くことは恥ずかしくない』といったことや、『メイクは自分の機嫌をとるために有効』『自分が自分らしくあるためのケア』というメッセージを企画全体で伝えていきたいです」
@cosmeの新体験フラッグシップショップとして原宿駅前にオープン。@cosmeのネットの世界とリアルな体験が融合する新しい体験型店舗です。スキンケアからメイク、ボディケア、ツールなど様々なアイテムと出会える場所です。
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一歩踏み出す勇気を提供