子育て中でボロボロの肌を救ってくれたのはクリームでした
教えてくれたのは……
医師
友利 新先生
「若い頃はニキビや毛穴の開き、テカリに悩んでいたので、実は油分の多いクリームには苦手意識が。でも30代半ばの子育て期間、時間がなくてろくにスキンケアもできず、乾燥しきってスカスカになった肌にクリームだけ塗って寝てみたら、一晩でしっとり落ち着いて驚いた。クリームにはボロボロの肌を救う力があるんです」
肌が一瞬で変わるのは、クリーム!
「乾いた肌にひと塗りでツヤとハリを与えてくれる、そんなアイテムはほかにないでしょう。マスクで蒸れたり擦れたりして角層のバリア機能が乱れがちな今、夜は修復、日中は保護という観点からもクリームは必須。マスクによるダメージ軽減にもつながりますよ」
形状的にたくさんの成分が入れられるクリームは使わなきゃ損!
「油分が多いクリームには、各ブランドが誇るエモリエント成分がリッチに配合されているもの。また最近は処方技術が進化して、これまでは配合が難しかった水溶性成分も安定して入れられるようになってきました。栄養分をたっぷり与えて活力を高めたいならクリームは塗るべき」
“フタ”だけじゃない“栄養補給”として使って
「“水分を閉じ込めておくフタ”というイメージはもう過去のもの。有効成分を肌に届ける、バリア機能を強化する、マスク擦れによる物理的刺激から肌を守るなど、今のクリームはさまざまな役割を担っている万能アイテム。使わないなんてもったいなさすぎ!」
極論、クリームだけでもいい
「肌は水分層と油分層が積み重なったラメラ構造をしているので、もちろんスキンケアは水分と油分の補給がマスト。とはいえ栄養補給と保護ができるクリームさえ塗れば乾燥は防げます。化粧水だけで済ませるよりはクリームだけのほうが全然いい」
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長井かおりさんのクリーム論
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