連載 VOCE特別インタビュー

【峯岸みなみ】「かわいくなくてよかった!」理想の自分じゃなかったから、今の私がいる。【2夜連続・第1夜】

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【峯岸みなみ】「かわいくなくてよかった!」理想の自分じゃなかったから、今の私がいる。【2夜連続・第1夜】

日本を代表するアイドルグループ・AKB48のメンバーとして活躍後、現在は一人のタレントとして、また女性として大きな飛躍を続ける峯岸みなみさん。今年の8月にはYouTuberグループ・東海オンエアのリーダー、てつやさんとの結婚を発表し、翌月9月にはスタイルブック『短所ネガティブ 長所ネガティブ』をリリース。まるで上昇気流に乗るかのように次々と明るいニュースを届けてくれる峯岸さん。そのパワフルな生き方のヒントを探るべく、メンタル編とビューティ編の2本軸でインタビューをオファー。前後編に渡ってお届けします。

アイドルは頑張ればどうにかなる世界ではない! 受けた恩恵に感謝する時期も、不平不満を持つ時期もあった。

峯岸みなみさん

──もともとは自信たっぷりだった小学生が、AKB48として芸能界に入ったことで超ネガティブ人間に様変わりしたと書籍にもありますが、どんな変化だったのでしょうか。

小学生の頃はダンスの習い事をしていて、それだけでもちょっと特別な存在になれる時代だったし、AKB48デビュー前にたまにバックダンサーのお仕事をさせて頂いていたことも自尊心を高めるきっかけだったと思います。でも、AKB48のメンバーになって芸能を目指す女の子がたくさん集まる環境になったときに、自分よりかわいい子たちを目の当たりにして、それまで培ってきた強みが通じないと実感。初っ端から心が折れたのを覚えていますね。さらにAKB48が有名になって売れていく嬉しさと同時に、選抜に選ばれなかったりテレビに出られるメンバーになれなかったりと苦しさも大きくなっていったので、いつも気持ちがグラグラするような日々でした。

──芸能活動は努力すればなんとかなる、というわけにもいかなそうな印象があります。

そうなんですよね。私自身が受験勉強とかをしていないので比べてしまうのもあれですが、例えば勉強すればするだけ身になっていい学校に入れたりするのとは違って、アイドルは頑張りだけでどうにかなる世界ではなかったので、そういう事もあって「自分が人気者になれないのは、可愛くないからなのかもしれない」って思考になっていったのかもしれないです。

峯岸みなみさん
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──仕事を辞めたいと思ったことはなかったですか?

結構ありましたね。でも、AKB48にいた恩恵もたくさん感じていたんです。ソロだったらこんなに早く名前を知って頂けることもなかっただろうし、歌番組もバラエティも、ちょっとしたドラマにも出させてもらったこともあって、そういうのも個のチカラじゃなくて、AKB48っていう看板があるからだろうなって。不満を持つこともあったけど、それ以上にグループメンバーであることで守られてるってことに気付いていた自分もいたので、もどかしくもあり、感謝もしていました。

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AKB48時代、ある人の言葉に救われた!

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