連載 これがワタシの生きる道

【相席スタート山添寛】とりつくろったり、背伸びしたりしてもバレる

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コンビだけでなく個人でもコントの舞台に立ち続け、近年ではバラエティ番組でも引っ張りだこ。美容に挑んだVOCE人気シリーズ『クズ芸人が肌だけ更生する話』がひと区切りした今、出る媒体ごとに違う顔を見せる、多面的な魅力の秘密にライター西森路代が迫る。

ラジオは、みんなの笑える範囲で遊べている感じがいい

――山添さんがパーソナリティを務めるラジオ番組の『相席スタート 山添寛のサクラバシ919』を聞いてきたんですけど、リスナーさんとのメールのやりとりが、すごく楽しそうですよね。

山添「僕はそんなにラジオに出た経験が多いわけじゃないんですけど、自分のラジオの番組をさせてもらうようになって、番組のリスナーとの温度感がすごく合うのがわかったんです。それがたまたまなのかはわからないんですけど、自分のほうで『もうちょいこの話題で遊びたい』と思っている方向性と、ぴったり合ったメールをくれるリスナーが多いのがとてもうれしいです」

――リスナーさんのメールに対しても、優しいというか、嫌なことは言わないんだなというのも見えてきました。

山添「もしメールで『山添のアホ』と書いてきたとしても、メールを送ってくれてる時点で、ラジオを盛り上げようと思って送ってくれてるってことやから、まずは『ありがとう』ですね。僕が嫌なのは、リスナーがほかのリスナーを傷つけるためだけにメールを送ってきたりすることとかなので、今のところは、そういうこともなくて、メールに対しては全部『ありがとう』と思えてます」

――山添さんも、メールにめちゃくちゃ楽しそうに笑ってるなって思いながら聞いてました。

山添「リスナーがうまいこと乗っかってくれているので。『それそれ!』って気持ちが強いからなんですよ。めちゃめちゃ優秀なリスナーが多いと個人的には思っています。下ネタもあったりするけど、品があるというか、ウィットに富んだ感じがあるし、みんなの笑える範囲で遊べている感じがいいんです」

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パンサー 向井さんを参考に

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