「低血糖」対策まとめ!

現代人の9割が【低血糖】!?食事でできる対策法まとめ

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現代人の9割が【低血糖】!?食事でできる対策法まとめ

低血糖って糖尿病の人がなるもんじゃないの? と思っていたら大間違い。現代人の9割が低血糖の可能性あり。まずは、食事で対策しよう。

目次

体と心の不調に困ってない!? その悩み、ぜ~んぶ【低血糖】が原因かも!

イラスト/不安、ぐったり、だるい、情緒不安定、不機嫌、イライラ、甘いものがやめられない

◆世にも恐ろしい低血糖とは?

\高血糖と低血糖、高いのも低いのもNG!/

グラフ、低血糖状態と正常な血糖値

白米や白砂糖を過剰に摂取すると血糖値が急上昇。すると、正常に戻すためのホルモン、インスリンが膵臓から大量に分泌され、今度は一気に急降下。血糖値が下がると空腹を感じやすいので、また糖質を欲してしまい、爆食する……。この繰り返しで血糖値が乱高下すると低血糖が起こる。血糖値をなるべく上下させず、フラットな状態を保つことが大事!

現代人の9割が低血糖の可能性ありです!

教えてくれたのは…
まごめじゅんさん

臨床分子栄養医学研究会 指導認定カウンセラー 株式会社ヴイエー 代表取締役

まごめじゅんさん

栄養療法によって機能性低血糖症やアトピー、花粉症などを完治。さまざまなメディアを通して良質な情報発信を続けている。

低血糖は、心身に重大な影響をもたらします

疲れやすい、やたらイライラする、食後はすごく眠くなる。多くの現代人が感じるこれらの症状、実は低血糖が原因かもしれないとまごめさんは警鐘を鳴らす。

「低血糖症とは、血液中の糖の濃度がコントロールできない状態のこと。血液中に含まれるブドウ糖を血糖というのですが、これは車でいえばガソリンのようなもの。体の中でブドウ糖をもっとも必要としているのは脳ですから、不足すると脳の機能が低下。

すると、これじゃマズイと血糖を上げるためにアドレナリンなどの交感神経系ホルモンが分泌されるため、エネルギーがないのになぜか動けるという“空(から)元気”状態になるんです。放置すれば肌や髪の老化が早まり、感情の抑制が利かず、免疫力が低下して病気にかかりやすくなるなど、体や心に深刻な事態を引き起こします」

\危険です!/

まごめじゅんさん

【こんな行動とってない?】低血糖を引き起こすNG行動

16時間断食
低血糖症の兆候がある人は、治してから挑戦するべき。空腹時間が長いと糖を摂取したときに血糖値が急上昇してしまうため、最初に食べるものなどにも注意する必要あり!

空腹時のハードトレーニング
運動時にエネルギーとして使われるのは糖。糖が足りない空腹時に運動すると体内の筋肉を分解してしまうので、筋肉をつけたいなら良質な糖質とタンパク質を摂取して運動を。

朝食にスムージー
スムージーといっても内容は“糖”であり、血糖値の上昇につながるので空腹時はより危険! 胃を通過して小腸まで流れてしまうので、血糖値が急上昇してしまう。とくに低血糖につながりやすい飲み物。

長期的な糖質制限
低血糖を治すための数週間なら問題ないけれど、糖は脳をはじめとするさまざまな場所でエネルギーとして必要なもの。ハードな糖質制限を長く続けるのは、低血糖を悪化させることにつながるのでやはり危険。

イラスト/NGなものたち

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