マイナス発言は、自分をなぐっているのと同じこと
りんたろー。「無理しちゃいけないんですね。ありのままの自分を肯定するだけでいいんだ!」
樺沢先生「自己肯定感が低い人は『どうせ私なんて』『私はなんてダメなんだろう』『私なんて生きる価値がない』と自分を否定してばかりいます。『私なんて』と考えるたびに自己暗示をかけて、自分を否定していることに気づいていません。その上、せっかく人からほめられたとしても『どうせ本心じゃないし』とネガティブに受け取ってしまうので、自己肯定感の低い人はすべての体験に『マイナス』を掛け算している状態です」
りんたろー。「それ、もったいない! マイナスを掛け算したらマイナスにしかならないじゃないですか。じゃあ、自己肯定感を高めるには否定的な言葉を言わなければいいんですか?」
樺沢先生「そうです。否定的な言葉を減らして、肯定的な言葉を増やすこと。自分自身では気づいていないんですが、『私なんて』『私はダメ』『どうして上手くできないんだろう』と考えることは、無意識のうちに自分を自分でボコボコになぐっているのと同じこと。
自分を卑下する言葉を言い続ければ、自己肯定感が低くなるのは当たり前です。今の自分と生きていくしかないわけですから、“それが私だ”と考えて自分へのネガティブな攻撃をやめれば、自然と自己肯定感が高まってきます」
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自己肯定感×経験=自信