今回教えてくれたのは…
ヘアライターの第一人者
佐藤友美さん
15年以上にわたり、ファッション誌やヘアカタログなどで編集&ライターとして活躍。その経験を生かし2016年に『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)を出版するとベストセラーに! 以来、美容師以上に髪の見せ方を知っている人として、プロ向けセミナーやメディア出演などを通じ、多くの人が髪で輝くための活動に尽力。近著『髪のこと、これで、ぜんぶ。』(かんき出版)は、全世代に通じるヘアケアバイブル。
「みなさん、こんにちは。さとゆみです。この記事を読んでいる方のなかにもブリーチをしている方、多いと思います。私もハイライトという形でブリーチオンカラーを楽しんでいるひとりです。
実際、コロナ禍になって以降、サロンでのブリーチメニューの需要が増加しているそう。これまでは全頭の金髪など一部の人が楽しんでいたブリーチでしたが、この2~3年でハイライトやインナーカラー、アクセサリーカラーといった部分的なブリーチオンカラーが増え、裾野が広がっているように感じます。
とはいえ、「ブリーチ=傷む」と敬遠している方もいると思いますので、今日はブリーチの魅力を、声を大にしてお伝えしようと思います」
1.プレックス系薬剤の登場で、傷みを抑えながらブリーチできる!
メラニン色素が濃いという特徴を持つのが、私たち日本人の黒髪。そのため、ブリーチを繰り返さないと思い通りのカラーリングがしづらいというのが、大前提にありました。それが、「ブリーチ=ヘアダメージ」という概念に繋がっていったワケです。
ですが、ここ4〜5年で、ケア剤を塗布しながらブリーチができる薬剤(プレックス系やボンド系と言われる毛髪強化剤)がアメリカから上陸したことで、従来よりも毛髪に負担をかけずにブリーチをできる施術を取り入れるサロンが増えてきました。カラー剤やその前処理剤ブランドで言えば、ファイバープレックスやオラプレックスなどがそれに当たりますが、導入サロンでは「ケアカラー」「ケアブリーチ」などのメニュー名で展開されています。こういったカラー剤の効果を持続させるヘアケアラインも出ているので、ホームケアでそういった商品を使うのもおすすめ。
【カラーリング後の髪に使いたい! 褪色ケアができるホームケアアイテム】
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ブリーチヘアの味方カラーシャンプーも進化!
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