今月の気分【アイシャドウパレットを着まわす】
「まぶたにのせたとき、色を主張しすぎないシャドウが好き」という神崎さん。今回は秋の装いに合わせて、ニュアンスの美しいブラウン系のアイシャドウパレットを着回してくれました。単なるベーシックで終わらない、センスとアイデアは必見です。
「白を含んだようなピンクのマットリップを、やわらかなブラウンの陰影で引き立てて」
つい手に取ってしまうのが、ブラウン系の4色アイパレット。私の場合、“好き”なシャドウがあっても、それを必ずメイクの主役に据えるわけではないんです。もちろん、シャドウそのものの色を楽しむ日もあるけれど、今回のメイクのように、少し個性的なリップを塗る際のバランサーとして取り入れるのもメイクの楽しみ方のひとつだと思います。
デニムオンデニムにレオパードのジャケットという、エッジのきいたスタイリングにも似合います。
◆Other items
[ How to Make-up ]
パレット左下をアイホールと下まぶたに薄くぼかし、左下を二重幅にオン。右下で上まぶたのキワにシャドウラインを引き、まろやかに引き締める。上まつげ全体に黒のマスカラを塗り、目尻にのみ【2】をのせて赤みをポイントで効かせる。【3】の上側を頬を広く、淡く。【1】を唇の輪郭通りに直塗り。
「エッジィな目尻のWラインと素肌をブラウンで調和させて」
目元や唇に強い色を使ったときにふんわりとチークをぼかして肌色との調和を図るように、今回は、目尻にキュンとはね上げるように入れたカーキのアイラインのなじませ役として、まろやかなブラウンシャドウを使いました。
こういった遊び心あるメイクは、ツイードのジャケットのようなエレガントなファッションに合わせて、意外性を楽しむのが好きです。
◆Other items
[ How to Make-up ]
パレット左上をアイホールに淡くぼかし、右上を二重幅に淡くのせて陰影を深める。【2】で上下のまぶたの目頭からインサイドラインを引いた後、二重のラインの終点から長めのはね上げラインを引き、まなざしにインパクトをオン。頬の高いところに【3】で血色と光を淡く仕込み、輪郭よりやや大きめに【1】を塗ってふっくらとした唇を演出。アイメイクが強いぶん、他のパーツはヌーディに仕上げて、ピュアさをひとさじ。
次ページ
眼鏡もメイク感覚で楽しむ!
- 1
- 2
この記事に登場したコスメ(3件)
この記事に登場したプロ