常にお互いのことは気にしています!
VOCE編集部
そういった関係性は卒業されてからも、皆さん続いていくものなのですか?
珠城さん
としさんはいつも公演を観に来てくださるし、私もとしさんのインスタを見たりしていて、舞台に実際に足を運べないときもやっぱり気になる存在でした。
宇月さん
そうそう。直接連絡を取ってなくても、何となくお互いが「何しているかなー」とか、結構気になっているよね。
珠城さん
男役って研6くらいから8、9くらいまで少し悩む時期があるんです。多分みんなその時期はいろいろな思いを抱えていると思うのですが、その下級生時代のいろいろ悩んで模索して、という時期を一緒に経たからこそ、深まる信頼関係みたいなものがあるんじゃないかと思います。全部見ていて、お互いを深く知っているからなんじゃないかと……。あ、これ勝手に思っているんですけど(笑)。
宇月さん
大丈夫、私もそう思います! 若いときに、いい部分も悪い部分も全部その人の姿を見ていて、それを全部ひっくるめて“珠ちゃん”として見ているから、今何があっても大丈夫というか。ずっとナチュラルに付き合えているんですよね。もう全部見せているし、こっちも見られているのを知っているからこそできる付き合い方。そうやって自分を丸ごと知ってくれている人がいるのはありがたいなぁって思います。
珠城さん
退団してから毎日連絡を取っているとか、しょっちゅう会ったりしているわけではないんですよ。でも一緒に過ごしてきた年月が家族よりも長くて、いろんなものを一緒に乗り越えてきたので、本当に数年会っていなくても、会ったらすぐに当時の雰囲気に戻れてしまえるというか……。なんかすごい不思議ですよね!
宇月さん
うん。不思議だよね。
VOCE編集部
さきほど珠城さんが、「としさんの舞台を観に行ったら、自分が知っていた男役のときの魅力も見えたけど、そうじゃない新しい魅力も発見した」とおっしゃっていましたが、その新しい魅力について教えてください!
珠城さん
としさんのパフォーマンスって元々ダイナミックでキレのある中にしなやかさももちろんあるんですけど、なんだか雰囲気が柔らかくなっていて! 男役のときって“柔らかい雰囲気”は出さないじゃないですか。そこに柔らかさと大人の女性の色っぽさもあって、としさんが素敵なレディになっていると思いながら観ていたんです。(宇月さんに向かって)素敵でした、とっても!!
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珠城りょうの宇月颯への愛が止まらない!