角層を制するものは美肌を制す

【ゴシゴシ摩擦】NG!ゆらぎにくい角層を育てる基本のお手入れ

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【ゴシゴシ摩擦】NG!ゆらぎにくい角層を育てる基本のお手入れ

ラップ1枚分の角層を健やかに整えるためのケアを医師の友利新先生が伝授!

教えてくれたのは…
友利新先生

皮膚科医

友利新先生

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原田靖子さん

ポーラ化成研究所 製品設計開発部 エビデンスセンター 研究員

原田靖子さん

【基本のお手入れ1】角層の代謝を正常にする

【基本のお手入れ1】角層の代謝を正常にする/OK「役目を終えた角層細胞の剥離をサポート!」/NG「古い角質が溜まって、肌が生まれ変われない」
友利先生
友利先生

年齢を重ねると、古くなった角層細胞の剝離を自然に促す分解酵素が少なくなるため、うまく剝がれず角層が厚くなりがち。ゴワゴワとして潤いが浸透しにくくなるうえ、新たに細胞をつくる必要はないと肌が勘違いしてしまい、新陳代謝が乱れます。だからこそ、不要な角層細胞を取り去るケアが大事。使う頻度はアイテムにより異なるので説明書を確認して。角層が薄く敏感な人はAHAなどの酸を含まず、酵素の働きを補うタイプのものでマイルドに。


角層の代謝を促す酵素の働きを応援する!

【基本のお手入れ2】良質な細胞間脂質を補充する

【基本のお手入れ2】良質な細胞間脂質を補充する/OK「角層細胞の隙間をみっちりと埋め尽くす」/NG「角層がスカスカで刺激が内部に入りまくり」
友利先生
友利先生

角層細胞と角層細胞の間に細胞間脂質がみっちりと詰まっていることも、ゆらぎにくい健やかな角層へと導き、キープするための重要なポイント。角層が乱れていると、細胞がみずから細胞間脂質を生み出す力が低下するため、美容液などで補うと◎。細胞間脂質の成分でもあるセラミドのほか、材料となるアミノ酸、細胞間脂質に水分を引き込む作用があるヘパリン類似物質などを含み、水と油のどちらにも親和性が高い処方のものを選びましょう。


セラミドやアミノ酸など細胞間脂質のもとを補う!

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理想的な角層をコスメで再現!

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