人気作品のヒロインメイクをプロが解説!

ドラマ『六本木クラス』の放送でブーム再燃の『梨泰院クラス』。ヒロインのヘアメイクをプロが分析!【オ・スア編】

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イガグリ頭が印象的な主人公“パク・セロイ”

梨泰院クラス
Everett Collection/アフロ

パク・セロイ・・・本作の主人公。イガグリ頭で、居酒屋『タンバム』の社長。人間関係に不器用で不愛想だが、正義感溢れる高潔な青年。ドラマの中では唯一最初から最後まで髪型が変わらない。

長井さん
長井さん

『梨泰院クラス』といえば一度見たら忘れられない、主人公、パク・セロイの髪型ですよね。清潔感と男っぽさの両方が感じられるし、ここまでシンボリックな髪型が社会現象になるのは本当にすごいこと! 男性のヘアメイクにはできることに限りがあるなかで、実はもっと可能性があるのでは!?と思わせてくれたという点でも、意味のあるムーブメントだったと思います。


『梨泰院クラス』の超絶熱狂的サポーターVOCE WEBフチ・セロイ副編集長がその魅力を熱く語る!

VOCE副編集長 渕
VOCE副編集長 渕

『梨泰院クラス』つい最近も週末を使って、一気見し直したほどファンです(笑)。主人公パク・セロイの“いがぐり頭“、長井さんもおっしゃっているように衝撃的でしたよね。韓国はもちろん、日本の男性にも“いがぐり頭“が急増しました。寸分違わず切り揃えられた髪に、パク・セロイの意志の固さがひしひしと感じられます。こうと決めたら、絶対に譲らない。風が吹こうが、雨に降られようが、ダッシュしようが、ケンカしようが、乱れない“いがぐり頭“ここにあり。一方で、どこか野暮ったく子どもっぽい可愛らしさも感じられる。その二面性に、ヒロインのチョ・イソや世の女性たちはときめいたのではないでしょうか。
また彼自身の持つ二面性も象徴しています。父や仲間を想い信念を貫き正しく生きようとする一方、自分の意に沿わないと見るや身体的な攻撃や暴力的な言動も辞さない狂気性。危ういバランスの上に成り立つ唯一無二の存在であり、ネガティブな面を補って余りある魅力を放っている気がします。先ほど『野暮ったい“いがぐり頭“』と語ってしまいましたが、パク・セロイを全身ヒキで見ると、スタイルの良さを生かしたハイストリートの見事な着こなしバランスが目につきます。“いがぐり頭“をモードまで昇華させた立役者であることはまちがいないでしょう!
あと美容エディター観点ですと、ヘアの要素がミニマムな分、とにかくパク・セロイ役のパク・ソジュンさんの毛穴レス美肌に目がいってしまう。彼のなめらかつるん肌も、清潔感やモードな雰囲気に一役買っているんじゃないかなと睨んでいます。
そして『六本木クラス』の宮部新。宮部新演じる竹内涼真さんのお顔立ちもあって、パク・セロイより優しさが前面に出ているかなと。髪型も目鼻や骨格に似合うように、ちょっと柔らかめのシルエットに仕上げていますよね。なので融通が利かない頑固な部分やクール飛び越え冷徹な側面よりも、ついつい優しさがにじみ出ている。(男性の僕でも)見ていてキュンキュンしてしまい、パク・セロイとはまた違った魅力にやられています。宮部新の表情も、最終回まで逃さず見守っていきたいですね! 
長井かおりさんよりボリュームいっぱい語ってしまって、どうするんだと(笑)。長井さん、気持ちが溢れすぎてごめんなさい! お付き合いいただいた皆さんも、ありがとうございました!!


パク・セロイ
Everett Collection/アフロ

次回は、『梨泰院クラス』最強のヒロイン“チョ・イソ”のヘアメイクを『六本木クラス』“葵”と比較して分析。明日9/1(木)公開です! お楽しみに〜。

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取材•文/細谷美香

Edited by 松本 緩奈

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