あなたの落とし方は大丈夫? 夏枯れしない落とし方、あります!
お話をうかがったのは
ウォブクリニック中目黒 総院長
高瀬聡子先生
皮膚科医。最新の美容施術を熟知しているのはもちろん、季節や肌状態に合わせたお手入れや、化粧品選びもわかりやすく解説。
夏の環境×マスクの影響で自覚している肌質じゃなくなっている!?
高瀬先生
酷暑が続く今、皮脂や汗の分泌量が増え、マスクの下はより高温多湿な状況。体はこの夏の環境に順応して部分的に肌質を変化させているのですが、それに気づけていない人が多いのです。また、紫外線などの影響でターンオーバーが乱れてゴワついたり、過剰な皮脂によって毛穴が詰まりやすい夏の肌は、落とすケアで対処するのが一番! 夏枯れさせずに皮脂や汚れを上手に落とせるアイテムがそろっているので、正しく選んで適切なケアを始めて
今や“落とさなすぎ”“落としすぎ”の人しかいないらしい!
高瀬先生
クレンジングや洗顔時の摩擦を必要以上に恐れている“落とさなすぎ”の人は、角質肥厚や毛穴詰まりを起こしやすい。逆に、ザラつきや毛穴の黒ずみが気になって“落としすぎ”ている人は、バリア機能が低下して乾燥が進んだり、マスクが当たる部分に赤みが出てしまうことも。とはいえ、洗顔習慣はなかなか変えられないから、それぞれに合った落とし方を身につけて
落とすアイテムはパーツごとに使い分けて。2週間で肌は変わる!
高瀬先生
ばっちりアイメイクをクレンジングだけで落とそうとすると、目元に負担がかかり、乾燥や小ジワの要因になるので、アイメイクアップリムーバーを使って。また、マスク下のザラつきや毛穴詰まりは“とかして落とす”専用のアイテムをプラス。落とすアイテムには役割分担があるので、パーツごとに使い分けていらないものを落とせば、2週間で肌は変わります
潤いを残すことばかり考えていませんか? “落とさなすぎ”て夏老けが加速!?
高瀬先生
皮脂分泌量が増える夏、“落とさなすぎ”ていると、毛穴が詰まってニキビができたり、角質が溜まってゴワつき、化粧品の浸透が悪くなってしまいます。そこで、W洗顔不要のクレンジング剤でメイクと汚れを一度で洗い流し、拭き取りケアで毎日穏やかに角質オフ。キメの整ったしなやかな肌を目指して
HOW TO
クレンジング剤は適量、またはやや多めの量を使うと、メイクを落とす際の摩擦を抑えられる。手のひら全体でなでるように優しくなじませ、ザラつきやすい小鼻やあごは指の腹を使ってくるくると。ぬるま湯でしっかり洗い流して。
W洗顔不要のクレンジング剤をセレクト
拭き取りケアでゴワつきを解消
毛穴詰まり対策に朝は酵素洗顔をプラス
高瀬先生
夜の間に出た皮脂は朝の洗顔ですっきり落として。タンパク質分解酵素配合の洗顔料で、毛穴汚れも角栓も除去
\+αケア/
撮影/高橋一輝(近藤スタジオ) イラスト/白ふくろう舎 取材・文・構成/寺田奈巳
Edited by 加茂 日咲子
公開日:
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