熟れた桃に触れるように肌に触れてみよう
りんたろー。「ひゃっまじっすか! 思っていたよりもずっと優しい♡」
貴子 「熟れた桃を触れるようなイメージを持つといいかも。完熟の桃に触れる時、少しでも指に力が入ると実の色が変わってしまうでしょう。りんたろー。さんの肌も同じ! 優しく触れなければ、すぐにダメージを受けるものだと心得てケアをしてくださいね」
りんたろー。「も、桃!? アボカドじゃダメ!? アボカドなら得意っす!(編集注:りんたろー。さんは料理にアボカドをよく使っている) 俺、熟れた桃なんて触ったことないかも!?」
貴子 「桃を買って帰ってスキンケアのイメトレをしてみるなんてどうですか(笑)」
りんたろー。「んー。桃を撫でまわすYouTubeつくるか♡……って、地味すぎだわ(笑)」
貴子 「もうひとつ、バリア機能の低下を招く要因が! 触らせていただいて分かったのですが、りんたろー。さんは水分不足が気になります。バリア機能と水分量というのは深く関係しているので、水分補給役を担うローションに重点を置いたケアをすると肌の状態がだいぶ変わってくると思いますよ。りんたろー。さんは、美容液やクリームはしっかり使っているけれど、肝心のローションが虫除けスプレーかのようにおざなりにふりかけているだけなのが残念!」
男性と女性は乾燥の原因が違う場合が多い
りんたろー。「美容系インフルエンサーの方とかのSNSを見て、買って使っているんだけどなぁ。それだけじゃダメなのか……」
貴子 「まず、基本的な知識として知っておいてほしいのが、男性と女性は、肌の特徴が異なるということ。30代以降の大人の女性の乾燥肌は、油分不足が原因ということが多い。一方、大人の男性の乾燥肌は、りんたろー。さんのように水分が足りていないケースが多く見受けられます。だから、大人の女性が行う乾燥肌対策を真似しても結果が出にくいことが多いんですよ」
りんたろー。「ハイパワーなものブチ込んでおけばOKってワケじゃないんすね、勉強になるぅ~。メモしよっと♪ っていうか、この記事いつ出るんですか? すぐ読みたい(笑)」。
貴子 「リッチなものを投入して結果を急ぐのは、美容に目覚めたての人に多い“あるある”です!」
りんたろー。「え、超初歩的なミスやっちゃってんじゃん! 俺が、今使っているスキンケアは、間違いだらけなの!? なにがダメでなにが正解か教えて、先生!」
自分の肌質が敏感肌だとは分かりつつ、スキンケアに励むがばかりに、よりか弱き肌に自ら導いていたことに、衝撃をおぼえたりんたろー。さん。しかし、自身の肌質により自覚的になり、「バリア機能」という肌の役割を知ったことで、美の階段を一段上がったことは間違いない。自分自身も「今はまだ評判のいいコスメを片っ端からブチ込んでいるだけでは全然ダメだった」という“とっちらかった”スキンケアをどう自分の肌に合うようにチューニングしていくかが今後の大きな課題になる。
【今日の一句】
「がんばって 肌を自ら 痛めつけ」
次回は、貴子先生が、りんたろー。さんの愛用しているスキンケアの“スタメンたち”を厳しくジャッジ! りんたろー。さん本人が激しくおののいた貴子先生の愛のムチ。どうぞお楽しみに!
りんたろー。美容道は、毎週水曜日11時配信。9月23日公開予定です。
【プロフィール】
りんたろー。さん
1986年生まれ。2008年4月、東京NSCに14期生として入学。2017年末に兼近大樹を誘い、お笑いコンビ「EXIT」を結成。ネオ渋谷系チャラ男漫才と称するしゃべくり漫才のツッコミを担当。ネタ作りも担う。
【Twitter】@rinnxofficial
【Instagram】@rin_the_sky
【note】https://note.com/rin_official
【YouTube】EXIT Charannel
【TikTok】@rintaro_official
【りんたろー。個人YouTube】EXITりんたろー。のYouTubeチャンネル
貴子先生
松倉クリニック代官山院長。日本形成外科学会 認定専門医。VOCEをはじめてとする美容雑誌や女性誌にひっぱりだこの超人気ドクター。親身なカウンセリングと的確な治療に加え、骨格を考慮した黄金比から生み出される美人造形テクニックに定評あり。
撮影/目黒智子 取材・文/金子優子 イラスト/Ayumi Nshimura
Edited by 大森 葉子
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