長井かおりのベースメイクの教科書

【長井かおりのベースメイクの教科書】リキッドファンデで基本のキ

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人気ヘアメイク長井かおりさんが、美肌づくりの基本ルールをレクチャー! リキッドファンデの選び方や、長井流の塗りテクをマスターすれば、上品なツヤ感&耐久性の両方が叶うこと間違いなし。

◆教えてくれるのは……

ヘア&メイクアップアーティスト 長井かおり

ヘア&メイクアップアーティスト 長井かおりさん

【美肌ベースメイク基本のキ】リキッドファンデーションで基本を習得

端正に整い、トレンド感も抜群のオーダーメイド肌
「リキッドの特長を生かした肌は、隠したい部分をきちんとカバーできるから、自分的満足度は最高。上品なツヤがあって快適、耐久性も高く、イイことずくめ。行程は多いけれど、質感やカバー感も自分好みにカスタマイズしやすく、万能でスペシャルな仕上がりに」

美肌づくりの基本ルール

1. 鏡、照明など、まずは環境を整える!
真実の肌色に近づけるためには、自然光が入る窓に向かってメイクするか、室内灯なら、白い光の蛍光灯の下で。鏡は顔全体が写れば、卓上でもOK。ノリや崩れに影響するので、部屋の温度や湿度も快適な状況を保って。

2. ファンデのタイプはなりたい印象でチェンジ
今回紹介するリキッド、パウダリー、クッションの3つは、仕上がりの個性がそれぞれ違う、どれも体験してほしい肌。シーンに合わせて、服を着替えるように肌も変えれば、ベースメイクの楽しさがもっと広がりますよ。

3. 直後は当たり前。一日中続く美肌を目指す
今はアイテムのレベルが高いから完成直後の肌がきれいなのは当然。みんなに目指してほしいのは、隠したいものは隠して、きれいな肌が一日中保てるベースメイク。そのために少しのテクニックを覚えてほしいんです!

4. 長井流の塗りテクをマスターすべし
リキッドやクッションファンデを塗るときには“押す”“引く”の2つの塗りテクでメリハリをつけることで、カバーもナチュラルも自在。粉ものを扱うときは“抑える”“弾(はじ)く”“磨く”“纏(まと)う”の4つの動きで質感を操作。

VOCE2020年10月号 甲斐まりか

おすすめアイテム

カネボウ フュージョンフィット ウェア/クレ・ド・ポー ボーテ タンフリュイドエクラ マット/シャネル レ ベージュ タン ベル ミン イドゥラタン

(左)カネボウ フュージョンフィット ウェア SPF27/PA++ 全8色 30ml ¥6000(9/4発売)/カネボウインターナショナルDiv.
◆素肌が美しくなったかのように軽やか
肌に広がると、極薄の膜を形成するようにピタッと密着。くすみや凹凸がカバーされたツヤ肌に。

(中)クレ・ド・ポー ボーテ タンフリュイドエクラ マット SPF20/PA+++ 全8色 35ml ¥13000(編集部調べ)
◆ふんわり発光する毛穴レス美肌に
高いカバー力と保湿効果があり、厚塗り感のない仕上がり。光をまとうような上質肌が持続する。

(右)シャネル レ ベージュ タン ベル ミン イドゥラタン SPF25/PA++ 全8色 30ml ¥7000(9/4発売)
◆光が巡るようなヘルシーなツヤ肌に
みずみずしくロージーな光に包まれたような明るくつやめく肌に導く。一日中潤い感も続き、快適。

【アイテム選びのポイント】

1. テクスチャーはクセのないニュートラルなもの
基本の塗り方と相性がいいリキッドのテクスチャーは、美容液っぽいとろみのあるなめらかなもの。さらさらすぎず、こっくりすぎず、いい意味で質感にクセのないテクスチャーを選ぶのが最重要。

2. ほどよいツヤ肌仕上げのリキッドを
全体の印象は、剤型の特長を生かした自然なツヤ肌に仕上げたいので、ツヤ仕上げのリキッドを。下地とパウダーで調整し、顔の中心だけはセミマットに抑えて、上品なツヤ肌に仕上げます。

3. カバー力にはこだわりすぎないで
シミ、クマなど隠したいものがあるからといって、カバー力ばかりを求めて旬の質感を楽しまないのはもったいない! カバー力を高めるテクニックはきちっとお伝えするので質感重視でチョイスを。

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【長井かおりのベースメイクの教科書】長井流美肌の四ヵ条

撮影/向山裕信(vale./人物)、高橋一輝(静物) ヘアメイク/長井かおり スタイリング/西野メンコ モデル/甲斐まりか 取材・文/小池菜奈子 構成/大木光

Edited by 大木 光

公開日:

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