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アンチエイジングデザイナー村木宏衣さんが伝授。たるみ撃退!の今すぐ効く【頭ほぐし】

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オンラインミーティングが日常化する中、画面に映った顔のたるみにショックを受けていない? 画面内の誰よりも引き締まった小顔に見えるように、3人の顔上げプロがたるみの引き上げ法を伝授する。顔の上半分のたるみに効く、“頭ほぐし”をアンチエイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれます。

頭皮から顔を引っ張って顔を上に引き上げる【頭ほぐし】

頭と顔は一枚皮でつながっている。だから、頭がこってかたくなると、額や目もと、頰がガクンと垂れる。ゴッドハンドと名高い村木宏衣さんの『頭ほぐし』で、頭から顔を引き上げよう!

■教えてくれたのは……

歯科医師 小島理恵さん

アンチエイジングデザイナー 村木宏衣さん
小顔やボディメイキングを可能にする「村木式整筋」を確立。2018年に「Amazing♡beauty」をオープン。女優やモデルセレブから熱い支持を集める。著書は『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)。

Q.『頭ほぐし』でまぶた、目のまわり、頰が引き上がる理由は

A.頭と顔は 一枚皮。頭皮をほぐせば顔もほぐれます。

「額や目もと、頰のたるみが気になってきたら、それは頭がこっているサインです。頭と顔は一枚皮でつながり、筋肉や筋膜もつながっています。頭がこって筋肉や筋膜の動きや血流が悪くなると、顔の筋肉を引き上げる力が弱くなり、それがたるみやしわの原因になるのです。頭をほぐすと、目を触っていないのに目も頰もすっきり。顔のたるみやゆがみも改善します」(村木さん)

ココをほぐせば顔が上がる!『頭の4大ポイント』

前頭筋(ぜんとうきん)、帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)、側頭筋(そくとうきん)、後頭筋(こうとうきん)

A:前頭筋(ぜんとうきん)

眉や目の筋肉とつながる額の筋肉。こると眉や上まぶたが動きづらくなり、上まぶたがたるんで目が小さくなる。

B:帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)

頭頂部を覆う膜。ここがこると、顔の筋肉を支えられなくなり、たるみが起きたり、しわができる原因に。

C:側頭筋(そくとうきん)

目の使いすぎで特にこっている人が多い、耳の上にある大きな筋肉。頰をたるませ、ほうれい線の原因になる。

D:後頭筋(こうとうきん)

えり足あたりにあり、顔全体を後ろに引っ張るリフトアップに欠かせない筋肉。ここがこると顔全体が下がる。

【頭のコリCHECK】

目の使いすぎやストレスで、気づかないうちに頭はカチコチ。触ってチェックしよう。

☑頭皮を触るとプヨプヨしている
☑額や頭頂部、えり足の左右が角張っている
☑頭皮が指でつまめない
☑こぶしで生え際や眉の上をゴリゴリすると痛い

基本の頭ほぐし

顔全体をリフトアップするために、右ページで紹介した頭の4大ポイントにアプローチ。シャンプー時の習慣にすれば、顔が引き上がると同時に血行がよくなって美髪にも。

①前頭筋と帽状腱膜をほぐす

指の腹を頭皮にあて、頭皮を頭蓋骨からはがすように1~2mm頭皮を動かしてほぐす。指の位置を生え際から後頭部へ少しずつずらしながら、10秒を目安に頭頂部全体をほぐす。

前頭筋と帽状腱膜をほぐす

②こぶしで側頭筋をほぐす

手を軽く握り、こぶしの平らな面をこめかみにあてる。骨を押すように手を小さく動かしながら、生え際から耳の後ろに向かって側頭筋を10秒ほぐす。手を細かく動かして。

こぶしで側頭筋をほぐす

③後頭筋と首の後ろをほぐす

耳の後ろの後頭部に、こぶしの平らな面を押しあて、1~2mm細かく動かしながら後頭筋をほぐす。後頭部の中央から、えり足まで10秒を目安にじっくりほぐすのがポイント。

後頭筋と首の後ろをほぐす

お悩み別【頭ほぐしでたるみ解消!】

目や額、頰のたるみ、顔の上半分のたるみをケアする頭ほぐし。基本の頭ほぐしに悩み別ケアをチョイスして行おう。

【上まぶたのたるみ】

①生え際を円を描きながらほぐす

手を軽く握り、こぶしの平らな面を生え際に押しあてる。食いしばらないように口を少し開け、皮膚を持ち上げながら、外向きの小さな円を描いて、生え際を10秒ほぐす。

生え際を円を描きながらほぐす

②こぶしを移動させながら生え際をほぐす

額の中央からこめかみに向かって、こぶしを生え際に沿って少しずつ移動させる。1ヵ所につき5回ほど、外向きの小さな円を描きながらグリグリと10秒を目安に刺激。

こぶしを移動させながら生え際をほぐす

【額のしわ】

①額と手の間にティッシュをはさんで押す

手が滑らないように額とこぶしの間にティッシュをはさんで、眉頭の上に小指がくるようにあてる。ひじをテーブルについて、こぶしに寄りかかりながら額に圧をかける。

額と手の間にティッシュをはさんで押す

②こぶしの位置をずらして額全体をほぐす

こぶしを眉の上にあて、小さな円を描くようにもみほぐす。こぶしの位置を外側にずらしながら、こめかみまで4~5ヵ所を5回ずつほぐす。額の中央、生え際も同様に。

こぶしの位置をずらして額全体をほぐす

【頰のたるみ】

①親指で頭を持ち上げ「あ」で口を開ける

両手の親指をこめかみにあて、手首を返し、残りの指でえり足あたりを押さえる。両手で頭の下部をはさみ、親指で頭を斜め上に持ち上げたら、口を大きく開ける。

親指で頭を持ち上げ「あ」で口を開ける

後ろの手はココ

②親指で頭を持ち上げ「ぐ」の口で閉じる

親指で頭を斜め上に引っ張り上げたまま、口を閉じて「ぐ」と声を出す。「あぐあぐ」と言いながら10秒を目安に、大きく口を開けたり、閉めたりをくり返す。

親指で頭を持ち上げ「ぐ」の口で閉じる

★側頭筋をまんべんなくほぐす

親指の位置を耳の上の前側から後ろ側へ3ヵ所、少し上に上げて2ヵ所変えていき、計5ヵ所で口の開閉をくり返す。位置を変えることでまんべんなく側頭筋がほぐれる。

側頭筋をまんべんなくほぐす

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顔の下半分のたるみを撃退!歯科医師の小島理恵さんが教える【歯ヨガ】

撮影/恩田亮一 ヘアメイク/イワタユイナ モデル/高階亜理沙(VOCEST!) イラスト/アオノミサコ 取材・文・構成/山本美和

Edited by 岡部 奈央子

公開日:

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