連載 VOCE特別インタビュー

【與真司郎(AAA)】「1日10個の“幸せ”を書き出すジャーナリングが、一番簡単に自己肯定感を高めてくれる」

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【與真司郎(AAA)】「1日10個の“幸せ”を書き出すジャーナリングが、一番簡単に自己肯定感を高めてくれる」

AAA(トリプル・エー)のメンバーとして人気を誇り、現在はアメリカ・ロサンゼルスと日本を拠点に活動している與真司郎さん。かつてはネガティブだった與さんが、自他共に認める“ポジティブ野郎”へとどう生まれ変わったのか? その経緯や視点の変え方、メンタルヘルスの知識など、自己肯定感が下がったときにぜひ読んでほしい特別インタビューを前編・後編に分けてお届けします!

「他人と過去は変えられないけど、自分と未来は変えられる」

AAA與真司郎さん

──前編のインタビューではセルフコンパッションの大切さもお話しされていましたが、具体的にどんなことをすれば良いのでしょうか?

「“自分の人生はこれで十分幸せ”って、思うこと。幸せの度合いや種類は人によって違うじゃないですか。すごくお金持ちでも不幸せな人がいれば、お金はないけどすごく幸せな人がいる。子供がいること、一人を堪能できること、可愛い犬と過ごすこと、身近な幸せに気付ければ、自分自身を認めて、思いやることに大きく繋がると思います。

自分に自信が持てないときは、『あなたはこういう部分がとても素敵だから、自信を持って良いよ!』と言ってくれる家族や恋人、友達を周りに置くこともすごく重要。会社で認められなくても、信頼できる人に認めてもらえたことを自分の良さと知っておけば精神的に楽になるし、人と比べなくなってくるはずだから。

日本だと人の目を気にしすぎてしまうカルチャーがまだ根強いので、髪型や服装が派手だったら何か言われたりすることもあると思うんですが、それで自分が幸せだと思えて自信が持てるのであれば、それも良いんですよ。

AAA與真司郎さん

『それが難しいよ』っていう人もいるんですけどね。難しいと言って何もしなければ何も始まらないし、本当に自分次第。自分の精神や考えで本当に変わるんですよ。今の時代、YouTubeやTikTokでもセルフコンパッションや、メンタルヘルスに関する情報はたくさん出てくるから、そういうところから始めても良いと思います。

あと、日本でも若い世代から多様化が進んできているのでよかったなってすごく思うんですけど、そうなると上の世代の方が『ゆとり世代だ。俺の時代はもっとこうで……』なんて言ってきたりもします。そういうのはもう、すぐスルーしてください(笑)。ジェネレーションやカルチャーがお互いに違うから仕方ないんです。ただ、それを悪いと思ったり、文句を言ったり、仲間外れにはしないこと。こういうことをすると無駄なエネルギーを使うし、やっている方が絶対にしんどいから。

『考え方は違うけど、しょうがないよね。だから間をとっていこう!』と、お互いに認め合っていく生き方が一番楽です。他人と過去は変えられないけど、自分と未来は変えられるので。他人に期待をせず、自分が納得できるように行動するしかないんです」

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お互いに危険な香りを感じた瞬間とは?

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