「10代の頃は、人と比べてイライラしている自分がいたんです」
──8月23日(火)に発売される『すべての生き方は正解で不正解』は、與さん初となる文字中心の単行本。ポジティブになる方法がたくさん詰まっている内容ですが、このテーマで発行されたきっかけから教えてください!
「with onlineで『You Only Live Once!-與真司郎(AAA)の人生相談-』という連載をやらせていただいているんですけど、それを読んでくれているファンの方から『生き方や考え方が変わりました!』っていう言葉がたくさん届いたことがきっかけですね。
この連載自体は、僕がメンタルヘルスに興味を持ったことから始まったんです。今、僕ロサンゼルスに住んでいるんですけど、そこではメンタルヘルスという言葉がすごく一般的で。みんな身体だけじゃなくて、精神の健康を大事にしている人がとても多いんですよ。
僕自身、ロサンゼルスに来るまではメンタルヘルスという精神面の健康についてあまり気にしていなかったんですけど、現地で色々な人と話して、改めて10代~20代のころを振り返ってみると、人と比べてネガティブになっていた自分がいたと気付いたんですよね。常に人のせいにしてしまっていたり、ずっとイライラしていたり……。
ネガティブなときって何にもやる気が出ないし、“こうしなきゃ”っていうのが文句になっちゃっう。でも、ポジティブになると“こうなったら、こうできるじゃん!”ってどんどんプラスになっていくじゃないですか。本当に今までの自分はもったいなかったなって思ったんです。
そこから自分の考え方がすごく変わって、メンタルヘルスについて勉強を始めたら、生きるのがすごく楽になって。ちょっと思考を変えるだけでこんなに人生が変わるんだ、本当に自分次第だなと。僕は生まれたときからポジティブではないけど、ネガティブだった時期を乗り越えて、今すごく楽になったんです。
そういう僕の経験や考え方、勉強したメンタルヘルスについての知識をこの本で発信して、目にしてくれた人が少しでも“あ、こういう考え方もあるんだ。自分の人生もまた頑張ろう!”って思ってくれたら嬉しいなと思っています」
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ネガティブな時期に辛かったこと