【河北裕介さん】メイクの名言集
河北メイクとは“自分らしさ”の発見である
「どうやったら目が大きく見えますか?」「鼻が高く見えるテクは?」そんな質問を受けるたびに、メイクって自分ではない誰かになるためのものじゃないのにって歯痒く思う。二重とか一重とか、イエベもブルベも関係ない。もちろん若さ=美しさでもない。その人ならではの美しいところ、わかりやすく言い換えれば“自分らしさ”を際立たせるもの。だからこそ、メイクでキレイになりたいのなら自分の顔をよく知っておくことが大事なんだよね。鏡をよく見て顔型、唇や鼻の形や配置、目は大きさや形だけじゃなく、離れているか寄っているかなど、顔のプロポーションをくまなくチェック。それを行ううちに自分の良さがどんどん見えてきて、眉のフォルムやシャドウやリップの色や質感など、自分にとってのベストなバランスも理解できるから。そしてとにかく自分の顔に愛を持つ! これ大事。例えばスモーキーなアイメイクは一重まぶたの人の方がオシャレにキマることもあるから。世界でたった一つの自分の顔。その可能性を信じてみて。
“自分の顔に責任を持つ”
「私って◯◯だから……」なんて言い訳してたら、いつまでたってもキレイは育たない。キレイは生まれ持った造作だけじゃなく、メイクとヘア、そしてファッションのバランスの賜物。真摯に向き合った人だけが手に入れられるんだ。
どんな自分でも楽しむ余裕が美をつくりあげる
例えば寝不足で目がむくんだとしても、“今日はもうダメだ”なんて思う必要はないんだよ。髪の分け目をちょっと変えたり、シャドウの色みを工夫するだけで簡単にカバーもできるし、何なら普段と違う雰囲気を纏えたりするもの。自分を否定せずに楽しむことで、キレイの可能性は広がるよ。
【広瀬すず×河北裕介】2人のBeauty対談
新たな魅力を探し出す最強のパートナー!
広瀬:河北さんのメイクって特別。こんなに変われるのはどうして?と毎回不思議で。周囲の人から「女らしい」、「いつもと違う」と褒めていただくことも多いんです。
河北:いや〜、光栄です!
広瀬:シンプルだけど目を引くんですよね。そして、女らしいけど甘々じゃない。河北さんは女性以上に女性の魅力というものをわかっているんだなと毎回思います。
河北:でも実はそれってメイクの力だけじゃなくて。すずちゃんは生粋の“表現者”だから毎回メイクのテーマを瞬時に理解して、一番映えるように動けるのも大きい。それに“こうじゃなきゃ”って頑なじゃないからどんなメイクでも楽しめるんだよね。
広瀬:確かに毎回、楽しいです! 今日のメイクも全て素敵でしたが、中でもグレーのジャケットが特に新鮮でした。カッコいいのに女らしくて理想のバランス。濃くないのに目にちゃんと力が宿ってて。落としたくなかった……。
河北:すずちゃんは甘い服も似合うけどクールな服も着こなせる人だから、そこをみんなに知ってほしかったんだよね。これからもどんどん新しい魅力引き出しますよ!
◆メイク記事も順次公開。お楽しみに!
撮影/中村和孝(まきうらオフィス) ヘアメイク/河北裕介 スタイリング/長張貴子 モデル/広瀬すず 取材・文/中川知春 構成/河津美咲
Edited by 遠藤 友子
公開日:
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