太りにくい身体を作るには、まず「自分の体質を知ること」が大事!
教えてくれるのは櫻井大典さん
Twitterフォロワー数約15万人! 生活に取り入れやすい漢方や養生法についてのつぶやきが大人気のゆるゆる漢方家。著書に『ミドリ薬品漢方堂のまいにち漢方』(ナツメ社)、『つぶやき養生』(幻冬舎)がある。 Twitter @PandaKanpo
漢方で、ヤセない原因に根本からアプローチ!
「西洋医学では、不調が出たらそれを止める薬を出す対症療法が中心。一方、中医学をベースにした漢方では、『なぜその症状が出るのか』という、根本的な原因にアプローチしていきます。たとえば“ヤセにくい”と感じていても、食べないのに太りやすい、ストレスで食べすぎてしまう、食べる時間が遅いなど悩みはいろいろ。さらに、身体が重い、お腹が張るなど、身体の状態も人それぞれです」
「漢方では、こうした具体的な症状に加え、その人の体質や食生活、生活習慣などを総合的に見て、ヤセにくい原因を探っていきます。つまり、原因はきわめて複合的! 人によっては単に食べる量を減らしても、思うように体重が減らない……ということが起きるのはそのためです。漢方では不調の原因は体質と深く結びついていると考え、体質改善に重きをおきます。まずは自分の体質をチェックして、ヤセない理由を根本から探りましょう!」
●ヤセない理由を4タイプに分けてチェック!
中医学では「ヤセない原因」も「ヤセる方法」も一人一人違うと考え、次の4タイプに分類しています。一番多くチェックがついたものがアナタの体質です。同数の場合は、混合タイプなので、両方の体質の対処法を参考にしてください。
\一番多く当てはまるタイプを選んでね/
タイプA
□運動が苦手
□疲れやすく体力がない
□風邪をひきやすい
□胃腸が弱く下痢しがち
□お腹に力が入らず便秘になりやすい
□肌のシワやたるみが気になる
タイプAが多く当てはまる人は「気虚タイプ」
タイプB
□ストレスが多いと感じる
□生活が不規則
□思い込みが激しい方である
□タバコ・お酒・コーヒーなどの嗜好品が好き
□お腹が張りやすい
□下痢や便秘を繰り返す
タイプBが多く当てはまる人は「気滞タイプ」
タイプC
□暑がりである
□汗をかきやすい
□ニキビや吹き出物が気になる
□便秘気味。体調を崩すと下痢をしやすい
□トイレが近い
□ヤセてもすぐにリバウンドする
タイプCが多く当てはまる人は「湿熱タイプ」
タイプD
□シミ・そばかす・くすみが気になる
□目の下のクマが気になる
□頭痛や肩こりに悩まされている
□お腹や下半身が冷える
□月経痛がひどい
□経血に塊がある
タイプDが多く当てはまる人は「瘀血タイプ」
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タイプAが多く当てはまる人は【あまり食べないのに太る】下半身が太りやすい「気虚(ききょ)タイプ