研ぎ澄まされた美意識と責任感【横浜流星】
<横浜流星/よこはま りゅうせい>
1996年9月16日生まれ。神奈川県出身。2011年、俳優デビュー。昨年『初めて恋をした日に読む話』に出演し話題に。『愛歌―約束のナクヒトー』『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』など、これまで数々の作品に出演。今年は主演ドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」が話題に。今夏主演舞台『巌流島』、今秋主演映画『きみの瞳が問いかけている』が控えている。
筋トレと和菓子で蓄えた力をドラマの撮影に注ぎます!
写真映えする完璧な造形美は健在。どアップのカットを、ずっと見つめていたくなる。しかし、本人は自身の顔立ちを「強いて言えば『まつげが上がっている』くらいで、僕の顔ってほとんど特徴がないんです」と分析する。それが横浜流星という俳優の武器なのだとか。
「濃くもないし、薄くもない顔なので、髪型を変えるだけでガラッと印象を変えることができると思っています。演じる役に合わせてまったく違う顔を見せられるので、俳優としては得なんじゃないかと。今回も役作りの一歩目として、長かった髪をバッサリ切りました」
まさにカメレオン俳優。もとい“イケメン二十面相”だ。浜辺美波さんとダブル主演を務めるドラマ「私たちはどうかしている」では、老舗和菓子屋のクールな跡取り息子に変身する。
「原作は少女漫画ですが、ミステリー要素やドロドロとした愛憎劇が盛り込まれていて、一筋縄ではいかない物語になっています。僕が演じる椿は、簡単には信念を曲げないまっすぐな男。そのせいで周囲に誤解されることもあり、不器用なところがあります。そういう部分は自分と似ているところがあるので、寄り添いやすい役かもしれません。僕も初対面の人には『無口』『クール』『怖い』という印象を持たれがちなので(笑)」
和菓子職人という設定も、横浜さんにとっては嬉しい要素。彼の引き締まった肉体は和菓子でエネルギーを補給しているという。
「もともと筋トレをする前にどら焼きや羊羹を食べる習慣がありました。和菓子は脂質が少ないので効率よくエネルギーを補給することができるって聞いたことがあって。ステイホーム期間中も体力を落とさないように毎日筋トレはしていましたが、一方で椿になりきるために和菓子作りの練習と試食をしていて。良い相乗効果を生んでいたのかなと(笑)。撮影が再開したら蓄えていた力を出し切って、みなさんにパワーを与えられるような作品を届けたいと思っています!」
妥協できない性格だから不器用な男に共感します
Q.好きな女性のパーツは?
A.無難な答えだけど、目です。タレ目よりは、つり目かな。
印象は強すぎず弱すぎず、「かわいい」と「綺麗」の中間くらいの、ニュートラルな目が好きです(笑)。タレ目よりは、意志の強そうなつり目に惹かれるかな。それ以上に、笑顔が素敵な女性が魅力的だと思います。
Q.毎日欠かさないルーティンは?
A.腕立て、腹筋、背筋を各100回。
筋肉って、サボるとすぐに衰えてしまうものなので。しっかりと健康を保てるように、トレーニングは欠かしません。
Q.やる気スイッチの入れ方は?
A.カフェインを摂ってお気に入りの音楽を聴く。
ここぞというときには、カフェインに頼ります。集中力が断然上がるので。そして、僕の場合はamazarashiの音楽を聴くとテンションが上がります。
ドラマ「私たちはどうかしている」
修業中の和菓子職人・七桜(浜辺美波)と、かつて母と住み込んでいた老舗和菓子屋・光月庵の跡取り息子で、初恋の相手でもある椿(横浜流星)の関係を軸にしたラブ・ミステリー。容疑者となった母の無実を証明するため、七桜が正体を隠したまま椿との結婚を利用して光月庵に乗り込む。今夏、毎週水曜22時~日本テレビ系で放送開始。
主演ドラマに懸ける決意【横浜流星】特別インタビュー
【横浜流星】インタビュー主演ドラマで職人の美意識に共感!? 「家でも和菓子を作ってます」
ドラマの原作【私たちはどうかしている】を試し読み!
▸愛と憎しみ、陰謀と……和菓子⁈ 8月放送のドラマ原作漫画『私たちはどうかしている』丸1巻無料‼︎ 【VOCEマンガサークル】
撮影/池満広大(TRON) ヘアメイク/永瀬多壱 スタイリング/伊藤省吾(sitor) 取材・文/浅原聡
Edited by 松本 薫
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