連載 VOCE特別インタビュー

【女優・北川景子×元宝塚・明日海りお】美の頂上対談!私たちの考える「美しい人」

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宝塚歌劇団が大好きな北川さんの対談のお相手は昨年歌劇団を卒業したばかりの明日海りおさん。美しさの頂点を極める二人が語る「美しさ」とは――。

【北川景子×明日海りお】私たちの考える「美しい人」

開口一番、「お会いしたかった。職権乱用してごめんなさい(笑)」と北川さん。明日海さんも「本当にお久しぶりです」とご挨拶。リモート撮影で対談がスタート!

北川景子さん (以下、北川):お久しぶりです。宝塚歌劇団を退団されてもう半年以上になりますね。今回は『美しい人』をテーマに対談ということで……。私は17歳からこの仕事をしていますが、この世界で残っていくためには自分らしくいないといけないと思っているんです。流行っていても自分らしくないものには手を出さず、違和感のない範囲で流行に挑戦する。自然体でいながら美しく見えてたらいいなって。

明日海りおさん (以下、明日海):半年間はあっという間でした。私も北川さんと同じで、“自分を知ること”が大切だと思っています。自分の欠点を分かったうえで自分に合ったものを見つけて、その時々の正解にたどり着くのがいいのかなと思います。

VOCE2020年9月号 北川景子

「自分らしくないものには手を出さない。自然体で美しくありたいと思います」(北川景子)

北川:宝塚の方は舞台もセルフメイクですよね。明日海さんの在団中は何度も舞台を拝見しましたが、本当に緻密にご自身を研究されているなあと思っていました。近くでも遠くから見ても“変わらずに美しいままでいる”ことは本当に難しそう!

明日海:ずいぶん厚化粧だったので、いろいろ隠れてただけです(笑)。北川さんは常に「なりたい顔No.1」と呼ばれていて、私もお会いするたび「本当にお美しい♡」と思っていましたが、今日も撮影に入ったその瞬間から、後光というかオーラが輝くようで素敵でした。どうやったらそうなれるんでしょう?

北川:オーラありましたか?(笑)でも強そうに見えるとはよく言われていて、自分でも“こだわり”は強いのだと思います。自然光でメイクが飛びやすいから少し濃くしようとスタッフさんに提案したり、納得できるまで基本的には諦めないタイプ。

明日海:なるほど! 私は舞台の上のことしか分かりませんが、自信を持てず気後れしていたら、それが観客の方に伝わるんです。音響や照明など周りのことが理解できるようになって初めて、センターに立つ自信が出てきましたね。

北川:ブレない自信は本当に大切。それは内面の美しさにも繋がると思うんです。一言で言うなら「信念」かな。カメラの前では自分を信じる。ひとつ“芯”のようなものを持っているとファンの方にも共感していただけるような気がします。

VOCE2020年9月号 明日海りお

「ひとつ芯を持ちながらも柔軟でいたい。受け止める力のある人間になれたら」(明日海りお)

明日海:私は今までとまるで違う世界に踏み出したので、北川さんと同じく“芯”は持ちながら、同時に“柔軟性”も持ちたい。しなやかに受け止められる自分でいたいですね。

北川:いつか共演できるのを楽しみにしています!

VOCE2020年9月号 北川景子

北川景子/KEIKO KITAGAWA
1986年8月22日生まれ、兵庫県出身。03年にモデルデビュー後、数々のドラマや映画で活躍する女優に。今後は『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』や『約束のネバーランド』、『ファーストラブ』など出演映画の公開が目白押し。

VOCE2020年9月号 明日海りお

明日海りお/RIO ASUMI
1985年6月26日生まれ、静岡県出身。元宝塚歌劇団花組トップスター。吹き替えを務めたディズニー映画『ムーラン』が9/4より公開予定。

◆近日、明日海りおさんの単独インタビューも掲載予定。お楽しみに!

【北川景子】表紙に登場! インタビューはこちらから▼
【北川景子】神々しい美しさ。彼女の“今”。「柔軟でなければ、強くなれない」
【北川景子】自粛中の過ごし方、カメラの前に立つ自分…… 徹底取材!

撮影/中村和孝(まきうらオフィス) ヘアメイク/山口久勝(allure/北川さん)、平山直樹(明日海さん) スタイリング/浜田英枝(北川さん)、村山佳世子(明日海さん) 取材・文/前田美保

Edited by 遠藤 友子

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