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【漫画】『メイクはただの魔法じゃないの』待望の新刊発売!著者・六多いくみさんが“美容”を描き続ける理由とは?

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メイクはただの魔法じゃないの

元BA(=ビューティーアドバイザー)という異色の経歴を持つ漫画家・六多いくみさんによる『メイクはただの魔法じゃないの ビギナーズ』『同 テクニック』は、メイク愛にあふれている!とVOCE読者にも大人気。そこでこのたび、新刊発売を記念して著者の六多さんにインタビューを実施。その美容愛や、描くうえで工夫していることなどいろいろ伺いました!

『メイクはただの魔法じゃないの ビギナーズ』
『メイクはただの魔法じゃないの テクニック』
著者:六多いくみ

メイクはただの魔法じゃないの

安野モヨコさん矢沢あいさんが描くメイクに憧れて

──六多さんは元BAという異色の経歴を持つ漫画家です。そもそもメイクに関心を持つようになったきっかけは何だったのでしょう?

きっかけはやはり漫画です。安野モヨコさんや矢沢あいさんの作品ってメイクシーンが多いんですよ。とくにマスカラやリップを塗るシーンが何ともエモくて素敵で。白黒なのに色がついて見えたんです。子供心にメイクっていいなあと思ったんですよね」

──そこからBA(美容部員)を目指すようになったんですか?

「私が高校生とかの頃はまだメイク本や美容雑誌もほとんどなくて。まわりの友達も見よう見まねでメイクしていたんですけど、社会人になったとき、初めてディオールのメイクカウンターに行ったんです。そこでフルメイクをしてもらったら、私の顔なのに全然違う! メイクって自分の顔を好きに変えられるんだ!とすごい可能性を感じたんですよね。

そこでBAになればメイク上手になれるかも、というよこしまな気持ちを抱いたんです(笑)。当時は他の仕事をしていたんですけど、たまたまある化粧品会社が百貨店のBAを募集していて。幸運なことにご縁があって、晴れてBAとして働けるようになったんです」

メイクはただの魔法じゃないの
メイクで顔の印象が変わると、気持ちも見えている世界も変わってくるもの!
『ビギナーズ』2巻 Lesson15より

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