何気なく使っている日焼け止めがサンゴを傷つけているかもしれない
普段何気なく使っている日焼け止め。選ぶ基準は、SPF数だったり、ウォータープルーフであるかどうかだったり、あるいはつけ心地だったりと、用途や肌タイプによってそれぞれでしょう。ただ、もしその成分に「紫外線吸収剤」が入っていたら、海で使うのは避けるべきかもしれません。今世界中で、「紫外線吸収剤」の主な成分となっているオキシベンゾンやベンゾフェノン、ケイヒ酸が、サンゴを白化(死滅)させていると問題視されているからです。
サンゴ礁は「海の森」とも呼ばれており、そこには海洋生物の25%ほどが生息していると言われています。またサンゴには、地球温暖化の原因と言われている二酸化炭素を吸収し、代わりに酸素を生むという素晴らしい働きもあります。そのため、美しい海を持つハワイやパラオなどがサンゴ礁を守ることの大切さを訴え、サンゴを破壊する有害物質を含むUV ケア製品の販売や流通を禁止としているのです。
人気コスメブランドからも発売されている紫外線吸収剤フリーのUVケア
サンゴ礁や環境に配慮するという流れを受け、各コスメブランドからも紫外線吸収剤を使用しない製品が続々とリリース。紫外線吸収剤フリーだからと言って効果が薄れることはなく、むしろ肌への負担をが少なく、優しいことも嬉しい特徴です。
メルヴィータ ネクターブラン UVシールド SPF35/PA+++ 30ml ¥4400
メルヴィータの大人気シリーズである、美白効果に優れた白オイルをたっぷりと配合した日焼け止め。肌を紫外線から守るのと同時に、透明感を与えてくれます。植物由来100%にこだわったミルクインオイルは、なめらかなテクスチャーで、素肌のようなつけ心地。肌に重ねた瞬間に、内側から発光したような光のヴェールを纏うことができます。
CORALILY サンゴに優しい日焼け止め バームタイプ SPF 50+/PA++++ 40g ¥2480
「海の大事さ」=「自分、地球との繋がり」をプロダクトを通して発信している、沖縄発のメーカーが作った日焼け止め。60%以上が保湿成分で作られた、ウォータープルーフのバームタイプで、心地よいユーカリやラベンダーの香りに癒されます。売り上げの一部は、サンゴの保護活動に寄付されています。
雪肌精 スキンケア UV トーンアップ SPF30/PA+++ 35g ¥1500
ラベンダーカラーで素肌に明るい透明感を与えてくれる、顔専用のトーンアップUV。まろやかなミルクタッチで肌にスッと馴染み、軽く心地よいつけ心地。ハトムギ発酵エキスなどの美容成分を配合しているため、つけている間中高い保湿効果をキープできます。雪肌精ならではの、やさしいモダンフローラルの香りも魅力。
エトヴォス ミネラルUVパウダー SPF50/PA++++ 5g ¥2800 数量限定
ベースメイクの仕上げにさっとのせるだけで、自然なツヤ肌に導いてくれるミネラルUVパウダー。さらりとしたテクスチャーで肌なじみのよいベージュピンクで、軽いタッチながらSPF50 PA++++を実現し、紫外線からのガードもバッチリ。特別なクレンジングを使用しなくても、石けんでオフできるところもお肌に優しいポイントです。
ミノン アミノモイスト ブライトアップベースUV SPF47/PA+++ 25g ¥1600 編集部調べ
敏感肌や乾燥肌など、デリケートな肌をいたわりながら、健やかで美しい肌に導いてくれることで人気のミノン。化粧下地として使えるUVベースは、9種類の保潤アミノ酸と、2種類の清透アミノ酸を配合し、しっとりなめらかなつけ心地。合成着色料フリーのふんわりとしたベージュカラーで、肌色を白浮きしない自然な明るさに補正してくれます。
コパトーン プロテクションUVプラス ミルク SPF50/PA++++ 40ml ¥1500円・編集部調べ
紫外線吸収剤を含まないUVのなかでは、最高クラスのガード力を誇る日焼け止めミルク。汗や水に強いウォータープルーフながら、石けんやボディソープでやさしく落とせまるところも嬉しい、海の生態系や環境に配慮している日焼け止めです。
紫外線吸収剤フリーのUVケアは、海を楽しむ際のエチケット
環境だけでなく、肌にも良い紫外線吸収剤フリーのUVケア。海の生態系や環境への配慮として、紫外線吸収剤フリーのUVを選ぶことはエチケットとなり、これからスタンダードになっていくでしょう。ぜひ、日焼け止めの見直しをしてみてはいかがでしょうか。
Edited by VOCE編集部
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