■教えてくれたのは……
ヘア&メイクアップアーティスト 長井かおりさん
“時短でキレイ”になれるメイクが大人気。この連載では毎回、未公開の最新テクニックを発表。
【M字リフトリップ】のつくり方
1.細身のツヤリップで上唇にM字を描く!
キュッと口角を上げた状態で上唇の輪郭をとる。リップのエッジを使って、口角から山へ向かって唇の丸みをえぐるよう描き、山はトップを尖らせるのがポイント。内側は塗りつぶし、下唇は輪郭どおりにグリグリのせて。
■使ったのはコチラ
「輪郭がとりやすい細身タイプで、透けツヤ質感のリップがオススメ。今回はトレンドのブラウン系を選びました。5mmぐらい長めに出してエッジを使って塗って」
とろけるようにスルスル塗れてみずみずしく発色。
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2.さらに綿棒でカーブをえぐってM字をアピール
ぶどうを横に並べたように、細めストレートに塗るのがポイント。スポンジにチークをとり、頰骨の上に優しく押し付けながら、真横にのせていく。スポンジは軽くつぶして肌にあたる面積を小さくし、狭い範囲できちんと効かせて。
3.ハイライトを入れて下唇をボリューミィに
長めに出したハイライトのエッジで下唇の口角から斜めのリップラインに沿ってサッとのせ、指でポンポンとぼかす。下唇のいちばん盛り上がっている部分にも真横に直線的にオン。こっちは、ぼかさないこと!
■使ったのはコチラ
「ハイライトもピンポイントで入れたいので小回りが利くスティックをセレクト。青みを帯びた白っぽい光で透明感もアップ」
肌浮きすることなく光がなじみ、自然な立体感を演出。
意識しなくても口角が上向きに!
■こちらもオススメ
ハイライトをごく少量、手の甲に出し、指になじませておく。頰骨の上からこめかみの手前まで骨格のカーブにそって指をすべらせて、そら豆形に広げ、仕上げに何もついていない指でなぞってきちんとぼかし、品よくつやっぽい印象に。
「上まぶた全体にフレッシュなオレンジを」
マットなのにツヤもある新鮮な質感。ひと塗りで見たままに発色。
「黄みや赤みが絶妙なチークは下まぶたにも。頰には幅広くのせてハッピーな印象に」
肌にのせるとパウダーに変化し、ほわっと色づく。
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唇から放たれる、幸福感と艶っぽさ
上唇のラインを自然なカーブに沿って、まーるく取らずに、あえて、ぐっとえぐるように描く。すると錯覚効果で口角の位置がリフトされて、ニッコリ印象に。下唇はハイライトの操作でふっくらと見せれば、溢れんばかりのハッピー感とちょっぴりの色気が宿る。
ヘアメイク/長井かおり 撮影/天日恵美子(人物)、伊藤泰寛(静物) スタイリング/程野祐子 モデル/泉はる 取材・文/楢﨑裕美 構成/河津美咲
Edited by 河津 美咲
公開日:
この記事に登場したコスメ(4件)