教えてくれたのは…
節約アドバイザー
和田由貴さん
消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザーなどの資格を取得。暮らしの専門家として多方面で活躍中。プライベートでは現役の節約主婦ということもあり、日常生活に密着したアドバイスが得意。「節約は、無理をしないで楽しく!」をモットーに、光熱費や食費などに関して快適な節約生活を提唱。
夏は、家電のなかで
圧倒的にエアコンの電気代が高い!
夏場に電気代が跳ね上がるのは、エアコンのクーラー使用時間が格段に長くなることが原因です。メーカーや使い方によって電力消費量が異なり、1時間あたりの電気代は3〜24円と幅があるのですが、中央値の13.5円で1日に12時間、30日使うと仮定すると、その電気代は1カ月で4860円と恐ろしい金額に……。ただ、1時間あたりの電気代に幅があるということは、消費電力量が少ない使い方をすれば、大きく節約できるということ!
夏の熱帯夜、クーラーをつけっぱなしで寝る人は、45.8%!
1日中つけっぱなしのほうが安上がりって本当?
夏の熱帯夜は、クーラーをつけて寝ますか?
エアコンは、空間を冷やすときには多くの電力を消費するけれど、部屋が設定温度になってからはそれほど電気を使いません。夜も暑くて寝られないような日は、オンオフを頻繁にしたり、設定温度の変更を何度もするよりは、一定の温度で1日中をつけっぱなしにしたほうが安上がりかも。とはいえ、稼働していれば電気代がかかります。時間帯によってクーラーをつけなくてもすごせるようなら、消したほうが電気代の節約になります。
クーラーを1日浴びると
健康被害や肌トラブルが生じる可能性も。
・肩こり
・腰痛
・むくみ
・食欲不振
・便秘や下痢
・疲労感
1日中クーラーの効いた肌寒い部屋にいると、電気代が高くなるだけでなく、健康や美容の面でも問題が起こることも。ただ単に体が冷えるだけでなく、自律神経のバランスが乱れてさまざまな体の不調を引き起こすことも……。さらに、クーラーの風は空間を乾燥させるので、肌や髪まで乾燥してパサパサになるんです。
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クーラーの使用を最低限に抑える方法とは?