教えてくれたのは…
ヘアメイク
AYAさん
ツヤ肌をつくる「仕込み」のキモ
1. 毛穴カバー下地を薄く塗り、段差をつくらず、均一にならす
「毛穴の影があると、光がうまく回らず、キレイにツヤが出ないので、あらかじめオフ。かためのテクスチャーだと範囲の調整が難しかったり、塗っていないところとの段差ができてムラになりやすいので、肌なじみのよいものを。毛穴が気になる部分だけに少量のせ、指に力を入れず、くるくるとその場にすりこんで。力の入れすぎは下地がズレ広がり、必要以上に肌感を変えるので×」
通称“毛穴消しゴム”凹凸を瞬時にカバー
ワンタッチで塗れるスティックタイプ。白浮きすることなくなじみ、すりガラス効果でくすみも目立たなく。皮脂を抑える効果も。
磨き込んだようなつるんとなめらかな肌に
スムースピール クリエイター 30g /アルビオン
¥3000
柔肌に導くトリートメント効果の高いベースに、凹凸をなめらかに整えるパウダーがイン。フラットな表面に整え、ツルツルに。
2. 青みピンクのコントロールカラーでくすみムラをオフして透明感アップ
「全顔に保湿系下地を塗った後に、コントロールカラーでくすみムラを一掃。ピンクを選んだのは、肌から白浮きせずトーンアップができるから。とくに旬なツヤ肌には、透明感が欲しいため青み系が正解! きちんと効かせるためには、目まわりや小鼻まわり、ほうれい線、あごなどくすみが出やすい部分に絞ってオン。指で軽くのばしながらなじませます。このときも広げすぎないように」
光を巧みに反射して澄んだ透明感を
光の反射率を高めて、肌の欠点をカモフラ。クリーミィな感触で広がって肌と一体化し、ピタッと密着。
ピンクみを肌に注ぎ込んで確実に明るく
しっとりうるおして、素肌から明るくなったかのようにトーンアップ。
3. コンシーラーはかため・やわらかめをパーツごとに使い分け
「厚塗り感が出ると今っぽい繊細なツヤ肌にはならないので、ファンデは薄く塗り、その時点で隠れなかった影には、ファンデを重ねず、コンシーラーで対応。このときパーツによって、テクスチャーを使い分けるのがポイントで、自然な立体感を残しながらカバーできるため、のっぺりしない。また、それぞれブラシでのせたあとは、スポンジでその場にとどまるようになじませて」
小鼻・口角はかため
赤みや影が強く出やすい部分は、かためのタイプで。基本、ファンデに近い色を選べばOKだが、ニキビ跡などは黒ずんで見えることもあるので、黄みを足して微調整を。
赤みを含む色調でまわりの肌と同化!
柔軟性が高く、赤をプラスした色調設計により、カバーした事実さえ隠す!
色と凹凸、どちらもパーフェクトカバー
肌にのばしやすく、持続力も抜群。
目元はやわらかめ
皮膚が薄く、動きが激しい目元には、保湿力が高く、肌にしなやかにフィットし続ける筆ペン系が◎。影の一番濃い部分にのせ、キワに向かって上方向にぼかしていくと自然。
光を集めてクマを見えなくする
徹底的に薄づきにこだわりつつ、カバー力も確保。
素肌になじみうるおいケア&お悩み解決
然由来成分80%でトリートメント効果◎。
基本アイテムはどう選ぶ?ツヤ肌Q&A
Q.ファンデはどう選ぶ?
A. 最新アイテムがオススメ!
「もっとも流行が出るのがファンデだから、1年に一回は新調するのがオススメ。今はどれも優秀なので、ツヤ肌狙いなら新作リキッドを選んで。スポンジでの“なじませ”も大切」
リラックス感と洗練感を両立。みずみずしく軽やかになじみ、マスクをしても快適。フレッシュなツヤ肌に。
ハイスペック美容液に色をつけたようなファンデ。しっとりとのび広がり、シワっぽさも色ムラもなかったことに。
Q.下地の選び方、塗り方は?
A. うるおう下地を「首まで塗り」!
「ツヤ肌にはうるおい必須なので、保湿力を重視。美容液のようにスッとなじんで膜感が残らず、うるおうことで肌も明るく。首が暗いと顔がくすんで見えるので、首も忘れずに」
やわらかなテクスチャーで肌に吸い込まれるようになじみ、ふっくらとつややかな肌に導く美容液下地。
極上のみずみずしさでうるおしながら、肌表面に極薄の透き通る層をまとうことで、素肌の質が変わったような透明感あふれる肌に。
撮影/三宮幹史(TRIVAL/人物)、伊藤泰寛(静物) ヘアメイク/AYA(LA DONNA) スタイリング/程野祐子 モデル/高瀬真奈 取材・文/楢﨑裕美 構成/佐野桐子
Edited by 佐野 桐子
公開日:
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