◆教えてくれるのは……
ヘア&メイクアップアーティスト Georgeさん
つくりすぎないナチュラルメイクでその人の魅力を引き出す名手。メイクで印象を激変させる“ちょいテク”の引き出しの多さで読者からも人気。
アラサー的メイク見直しQ&A
Q1. 立体感を出すためのハイライトが欠かせません。今っぽい入れ方って?
A. Cゾーン、Tゾーンのハイライトは“ちょい古”! コンパクトに入れるとあか抜けます
「ハイライトは範囲を絞るのが今っぽさを生み出すポイント。幅広く入れると、顔が膨張したり、長く見えてしまいます。立体感を出したいところに指でポンポンのせるくらいが丁度いい」
Cゾーンのハイライトをこめかみまで入れていないかチェックを。顔の横幅が膨張して、肝心の顔中心部分がのっぺり見えがちに。
立体感を出すなら、額の中央、鼻すじの真ん中、鼻先に丸くとポイントを絞って。Tゾーンはハイライトをつなげないのが今ドキテク。
rms beauty シャンパンローズルミナイザー ¥4900/アルファネット
ハイライトはクリームタイプがおすすめ。淡いピンクのなかで多色パールがきらめいて奥行きのある輝き。
Q2. チークの入れ方が「迷子」です……(泣)。
A. 今、「入れてる!」感のあるチークはトゥーマッチ。フェイスパウダー感覚で“磨きチーク”を
「つけてるかつけていないか分からないくらいに仕上げるのが、今っぽい顔に仕上がる分かれ道。濃さが分からないときは、リップを先に塗ってからチークをのせるとちょうどよく!」
塗り方は「ギザギザ塗り」に。頰の高いところから内側→外側→内側とブラシを動かして。口角よりも上でとめるのがポイントに。
ブルーム ミックスブラッシュ コンパクト 02 ¥4200/ジルスチュアート ビューティ
上の濃いピンク以外の4色を混ぜて使って。
Q3. アラサーになって、ほうれい線や口角のたるみ感が気になってきた。メイクでカバーしたい!
A. 口角引き上げハイライトで目くらまし!
「勝負の場所は口角の下側。ここに斜め方向にハイライトを入れます。といっても、ごくうっすらでも効果は十分! ごく薄く、細めにハイライトを入れることでたるみ感が目立ちません」
あご先からブラシをすっと抜くように、ほうれい線をまたぐあたりまでのせる。平ブラシの側面を使って、細めに入れるのがコツ。
セザンヌ パールグロウハイライト 02 ¥600/セザンヌ化粧品
塗るレフ板との異名をもつハイライト。ほんのりツヤ感でキレイな口元に。
Q4. 流行の青みピンク、挑戦したいけれど“バブル感”が漂ってしまう。つけるコツって?
A. シアーな色づきのものや、カラーチェンジャーから始めてみて
「見直しポイントは2つ。まずは抵抗なくつけられるシアーな発色のものやニュアンスチェンジから始めて“見慣れる”こと。もう一つは塗り方。ごく薄膜塗りで透けさせるのがポイント」
ごく薄膜塗りはリップブラシの出番。ブラシでタッピングするように、パタパタと軽いタッチでのせていくと◎。透け感が今っぽさを生み出してこなれた印象に。
ルージュ ココ フラッシュ 142 ¥4000(4/17発売)/シャネル
うるおい感と透け感で、青みのあるプラムカラーも浮かずにこなせる。
Q5. 長年使っているブラウンアイパレットが手放せない。浮かなくて、マンネリメイクを打破できる方法って?
A. “ラベンダー仕込み”でブラウン&ベージュメイクがあか抜け!
「ベースとしてラベンダー色のシャドウをのせておくと、いつものブラウンも表情が変わります! 同じシャドウでも青みがプラスされることで、目元がすっきりクリーンに見えるはず」
アイコニックルック アイシャドウ S102 ¥2200/ジルスチュアート ビューティ
キラキラすぎず、マットすぎない質感をベースに。
Q6. 涙袋メイク&目頭切開ラインってもう古いの?
A. 正直、なくてもOK。やりたい人は、アイテムと技を最新にアップデートしてみて
「どちらも今っぽいメイクにはマストではないけれど、やらないと不安になるのも分かります。目頭切開ラインはシャドウラインで、涙袋メイクはニュアンスを意識すれば今っぽさが倍増」
◆目頭切開ライン
リキッドライナーではなく「シャドウラインでこっそり」が最新テク。極細のブラシを目頭まですっと通すだけで抜け感のある仕上がりに。
◆涙袋メイク
白っぽさやキラキラ強めのシャドウはいったん休憩。ほんのりトーンアップするぐらいの明るめ色をニュアンス程度にのせるだけで可愛く!
レ キャトル オンブル 354 ¥6900/シャネル
軽やかさのあるブラウンパレット。目頭切開ラインには左下、涙袋には右下を使用。
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撮影/中島洸(まきうらオフィス/人物)、伊藤泰寛(静物) ヘアメイク/George スタイリング/程野祐子 取材・文/丸岡彩子 構成/佐野桐子
Edited by 佐野 桐子
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