私が演じる娘役はこうですと自信をもって言える自分でいたい
美夢
娘役に転向した後、メイクなどは変わりましたか?
大湖さん
最初は可愛くしなきゃ、目は丸くしなきゃと思っていたんです。でも何か違うなと感じて。研究していくうちに、結局男役時代の描き方で、つけまつ毛だけは女性っぽい長めのものをつけるという形に落ち着きましたね。
美夢
そうなんだね。
大湖さん
娘役らしくないと思われる方もいたかもしれないですが、私が演じる娘役はこうですと自信をもって言える自分でいたいと思って。日々研究しながらやっていましたね。
美夢
男役時代と娘役時代、変化はあったりしたのかな?
大湖さん
そうですね。娘役でいる自分の方が好きでした。見た目とかではなく存在の仕方でしょうか。男役時代はやっぱり「男役はこうじゃないといけない 」みたいな意識があったので、結構まわりに壁を作っていたんですよね。
美夢
なるほどね。
大湖さん
本来の自分を封じていたというか。娘役になって、柔らかい部分も出しても良いんだって思ったら、話したことがなかった下級生が話しかけてきてくれたり、人との交流がすごく増えたりしたんです。
美夢
話しかけやすい雰囲気になったんだね。
大湖さん
壁がなくなったんでしょうね。みんなとわいわいするのもとても楽しくて、転向して良いことばかりでしたね。
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愛犬との出会いも直感!