連載 さとゆみの髪と向き合え!いま一度!

8割の人が間違っているドライヤー使い!髪のまとまりやすさはドライヤーで決まる!

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8割の人が間違っているドライヤー使い!髪のまとまりやすさはドライヤーで決まる!

コスメのアップデートとともに肌への知識は更新されていく。だけど、髪についてはどれくらいできているでしょう? 第一印象は髪で決まる――そう語るのは、日本初のヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さん。いま、私たちが向き合うべき髪のアレコレを改めて御指南いただきます。

今回教えてくれたのは…
佐藤友美さん

ヘアライターの第一人者

佐藤友美さん

15年以上にわたり、ファッション誌やヘアカタログなどで編集&ライターとして活躍。その経験を生かし2016年に『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)を出版するとベストセラーに! 以来、美容師以上に髪の見せ方を知っている人として、プロ向けセミナーやメディア出演などを通じ、多くの人が髪で輝くための活動に尽力。近著『髪のこと、これで、ぜんぶ。』(かんき出版)は、全世代に通じるヘアケアバイブル。

とにかく、ドライヤーは下から当てないで〜!!

「みなさん、こんにちは。さとゆみです。ヘアライターと名乗っていると『どのドライヤーがおすすめですか?』という質問をよくいただきます。最近は高機能ドライヤーがたくさんあるので迷ってしまいますよね。

でも、私がドライヤーに関して声を大にしてお伝えしたいのは、「乾かし方が間違ってたら、どんなドライヤーでも同じだよ」ということ。それくらい、ドライヤーは使い方が大切なのです!

ドライヤーの目的は髪を乾かすこと=濡れてめくれ上がったキューティクルを落ち着かせることです。

ヘアダメージ説明図

上のイラストのように、キューティクルのひとつひとつは花びらのようなもの。毛先から見ると、傘のような状態でキューティクルが連なっています。そんなキューティクルは、濡れることで広がり乾くことで閉じる性質を持っています。キューティクルがしっかり閉じていれば、髪内部のうるおいなどを閉じ込めることができますし、ツヤやかな髪に仕上がるのです。

つまり、ドライヤーはキューティクルが閉じるよう上から当てることが大切です。

にもかかわらず、温泉などに行くと、ほとんどの方が髪の毛を逆立てながらドライヤーを当てているのを目撃します。これではキューティクルがめくれ上がってしまいます。せっかくの高機能ドライヤーの効果もこれでは台無し!

しつこく言いますね(笑)。キューティクルを閉じるイメージで、ドライヤーの風は、根元から毛先に向かうように上から当てるのが必須。シンプルですが、本当にコレだけです。後頭部やうなじ、内側の毛を乾かす際には、頭を下げるなどしてドライヤーを上から当てましょう。

さらに、キューティクルの傘を閉じるように表面に手ぐしを通しながら乾かすとツヤ髪に仕上がりますよ。」

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