連載 VOCE特別インタビュー

朝ドラ『エール』で活躍中の中村蒼さん。メンズ美容についても聞いてみました。 Vol.2

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中村蒼さん

連続テレビ小説「エール」で作詞家・村野鉄男役を好演している俳優・中村蒼さん。ドラマの見所を語ってくれた前編からは一変、硬派で紳士な印象の中村さんに女性のビューティやファッションに対して感じる“男心”について語っていただきました。世の男性を代表して話してくれた貴重な意見を参考にすれば、愛される女性になるためのヒントを掴めるかもしれません。

−中村さんが女性と顔を合わせたときに、まず目がいくのはどこですか?

僕の場合は鼻ですね。「変わった鼻のカタチだな」とか、「鼻高いな」とかつい見ちゃいます(笑)。

−どんな女性に魅力を感じますか?

ちゃんと会話のキャッチボールができる人は素敵だと思います。あとは、「いただきます」「ありがとう」「ごめんなさい」がきちんとはっきり言える人ですかね。「あ、可愛い服だな」とか「リップの色、素敵だな」って思うことはあるんです。でも、メイクやファッションももちろん見ますけど、多分、そこで相手の女性の良し悪しを決める男性は意外と少ないと思うんです。案外、その人の内面を心の目で見てたりしますから。でも、自分を着飾ることはその人の自己肯定感につながると思うんですよね。そういう意味でおしゃれをカウントできる女性は魅力的だと思います。

中村蒼さん

−食欲の秋が到来して、体のボリュームが気になると話すVOCE読者が増えてきました。ダイエットを頑張っている女性はどう思いますか?

本人が頑張るって言うんだったらもちろん応援しますけど、あまりに辛そうだったら「やめなよ」って言っちゃうかもしれないです。「もうそんなに辛い思いしなくていいから、一緒にお菓子食べようよ」って誘っちゃうかもしれませんね(笑)。スタイルがいいのは大事なんですが、その女性が仮に彼女なのだとしたら、ちょっとくらいぽっちゃりしていても一緒のものを食べて「これ、美味しいね」って言い合える関係の方が僕は居心地がいいです一度好きになった女性に対してはその人の見た目がたとえ変わっても熱量は変わらないですし。それに、女性はちょっとふっくらしているくらいの方が魅力的な気がするのは僕だけでしょうか。

−中村さんご自身はボディメイクはされていますか?

実は、過去に筋トレにハマった時期があって。そのときはプロテインやサプリも取り入れながらトレーニングをしていたんですけど、ダイエットには必ずと言っていいほど食事制限が付きまとうじゃないですか。好きなものが食べられないことにイライラして、心が狭くなってしまう瞬間が度々あって。大切な人に対して優しくなれなくなるのがイヤで、あれ以来、もうずっとダイエットというダイエットはしてないです(笑)。最近は、毎日、自宅でプランクを3セットするのがやっとですね。それでも何もしないよりはマシだと信じています。

中村蒼さん

−デートはどんなところに行くのが好きですか?

僕はわりとブラブラ出歩くことが好きなタイプで。あんまりお店の中にずっといるのが苦手なんですよね。だから、天気の良い日に一緒に散歩に出かけて、ベンチを見つけたらちょっと休んで……みたいな、ゆるい時間を共有できたらうれしいです。

−デートに着てきて欲しい洋服はありますか?

本当にベタだと思うんですけど、ワンピースを着ている女性はかわいいなって思います。きちんとした印象なのにお洒落すぎないところにほっとします。でも、本当の本音は、その子に似合っているのであればなんでも素敵だと思います。

−女性の髪の長さはどのくらいが好きですか?

洋服やメイクと一緒でその人に似合っていればいいと思うんですが、どちらかといえば短いほうが好きです。なぜだかわからないんですけど、昔からそうなんですよね。それから、髪色が明るい方は素敵だなって思います。髪もですけど、肌色もその人に似合っていればいいんじゃないですかね。

−最近はメンズビューティもよく話題になっています。中村さんご自身は、美容に興味はありますか?

周りにも美容に気を遣っている男性はいて、ちゃんとしていてすごいなって思います。現場でも顔にコロコロをしていたり、スチームを浴びている方を見かけることが増えた気がしますし。すごいプロ意識ですよね! そうそう、この間、後輩の男の子が事務所が主催のメイク講座に行ったって話していたんです。私服で雑誌の取材を受けたり、オーディションに行ったりする時のためのレッスンを受けてきたって聞いて、眼から鱗でした。僕は世代のせいなのかメイクをすることにはやっぱりどこか抵抗があるんです。でも、僕らの仕事の場合は特に、美容と向き合うことはプロとして素晴らしいことだと思うので、いつか照れくさい気持ちが吹っ切れたら、挑戦してみたいことではありますね。

−中村さんが日々されているスキンケアについて教えてください。

僕がしているのは顔を洗った後、化粧水をつけることくらい。あとは思いついたときに日焼け止めを塗るとか、そういうレベルですね。現場で「日焼けしたね」ってヘアメイクさんに言われると、「シーンをつなげた時に違和感があったらどうしよう」って不安になっちゃいますから。でも、もしこの仕事をしていなかったら全く何もしない人間だったと思います。

実は若い頃、肌がすごく荒れてしまった時期があったんです。でも僕は特に気にしていなくて。そしたらマネージャーさんが病院に連れて行ってくれて、僕の代わりに親身になって先生と話してくれて。その様子を隣で見ていて「あ、今のままじゃダメなんだ」って意識が変わりましたね。最近はテレビの画質が上がって4Kや8Kが当たり前になってきたじゃないですか。そのせいもあってか、同世代の同業の男性でも肌を気にする人が増えてきたので、僕も本当に時々ですが、メンテナンスのために美容皮膚科に足を運ぶことはあります。この歳になってもニキビができますし、肌はあまり強い方ではなくて。食生活は最低限くらいは気にはしていて、お菓子などジャンクな間食はなるべく控えるようにしています。

−小腹が減ったら何で満たすんですか?

フルーツです。その季節の旬のものを食べるのが好きで、スーパーに行くたびに果物のコーナーをチェックするのがお決まり。この間の夏は“初物は笑って食べろ”というジンクスにしたがって、笑いながら桃を食べました。そういうのは信じちゃうタイプなんですよね(笑)。

−最後に、今後の目標を教えてください。

新しいことに挑戦し続ける勇気は持ち続けていたい。この性格のせいなのか可哀想な境遇の役をいただくことが多いので、これからはエリートや順風満帆で明るいキャラにも挑戦してみたいです。

中村蒼さん

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中村 蒼(なかむら・あおい)

1991年3月4日生まれ。福岡県出身。2006年に舞台『田園に死す』でデビュー。高い演技力が評価され数々のドラマ、映画、舞台に出演。BS時代劇『赤ひげ3』(NHK BSプレミアムにて毎週金曜日 20:00~)に保本登役にて出演中。
素顔がのぞけるブログも好評更新中。

INFORMATION

連続テレビ小説「エール」
日本の激動の時代に人々の心に寄り添う音楽を生み出した作曲家・古山裕一と妻・音を中心に紡がれる心温まるストーリー。中村さんは野村俊夫氏をモデルにした作詞家・村野鉄男役を熱演中。物語はいよいよクライマックスに突入。最終回まで目が離せません。

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中村蒼さんの素顔をクローズアップ!朝ドラ『エール』で活躍中! インタビューvol.1

取材・文/石橋里奈 撮影/天日恵美子 スタイリング/秋山貴紀

Edited by VOCE編集部

公開日:

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