元・百貨店のコスメバイヤーとして、美容業界で知らぬ人はいない、曽田啓子さん。百貨店で長年コスメを目利きしてきた曽田啓子さんが、偏愛しているコスメとは？
【元・敏腕百貨店バイヤー“曽田啓子の格言”】
もう春がそこまでやってきています。この時季になるとパステルカラーや花盛りの春らしいファッション、コスメがお店にも並びますね。まだまだ朝晩は冷え込みますが、日中は暖かい日もあったりと、気温が変化しながら一歩ずつ春へと近づいていきます。
今年の春メイクはビビットカラーやネオンカラーなどのカラフルでポップな色が豊作。
本当に例年にないカラフルなカラーが目を引きます。いつものパステルカラーがそんなに気にならない人でもこの春のポップなビビッドカラーはかなり気になるはず。大人のカラフルメイクを試すのにぴったりの商品がたくさん出ています。
でも普段使ったことのないカラーを試すのは抵抗があったりしますよね。しかし、この春はぜひとも、カラフルメイクにチャレンジして欲しいもの。いつものメイクに少しだけ取り入れ、遊び心を。結構、はまると楽しいのは色のマジックのなせるわざと感じます。
カラフルな単色アイシャドウに注目！
まず、おすすめなのは、目元から。今年は特に単色のアイシャドーが豊富です。まぶた全体にのせるというよりも、いつものアイメイクの目尻とか目頭にちょっと置くという感じが今春の気分。下まつげにアイラインのように引くのも、さりげなくビビットカラーを使いこなせるコツ。カラーアイライナーも取り入れやすいアイテムとして人気です。アイライナーを引いてすぐにぼかしてアイシャドーとしても。また上まつ毛と下まつ毛の目尻のキワに塗って、横向きのVを作る。そうすると目元がさりげなく引き締まります。
春のおすすめアイメイクアイテムはこちら！
セルヴォーク インフィニトリーカラー 全9色（限定パッケージ） ￥3100
目元、頬、唇とどこでも使えるマルチユースのクリームタイプのフェイスカラー。しっとりとなめらかなテクスチャーでぼかしやすい。まぶた全体に塗っても、目尻や目頭のポイント使いもおすすめ。
見た目の色がそのまま出て発色がいい。パウダータイプで重ねてもにごらないです。下まつ毛のキワにアイライナー的に引くのも。
オイルベースで手指にとるとふんわりして伸びがいい。程よいツヤ感もあるモイストマットな仕上がり。
アイシャドー、リップ、チーク、ハイライターなど自由に使えるマルチペン。2色のカラーで簡単にニュアンスがでます。描きやすく、やわらかいタッチなのでぼかしやすい。
THREE インディストラクティブルアイライナー 全8色 ￥3500
フェルトタイプで描きやすく、筆を立てると細い線が、筆を寝かせると太い線が描けて落ちにくい。顔をキャンパスに見立てて自由に描くのが今年流。
春メイクのリップとチークのバランスは？
口元に関しては思い切って鮮やかな色を塗るのもあり。この場合は目元はやりすぎ禁止。少し派手すぎるなと思う場合は、お手持ちのグロスを重ねて発色をやわらげて。この春のリップスティックには上に重ねて色変するようなグロス的な使い方のカラーも出ています。頬にはビビッドな濃い目のカラーを頬骨の高い部分に入れて、うす目のカラーやフェイスパウダーでふんわり重ねてなじませる。私は必ず、大きめのチークブラシを使います。ぼかしやすいし、テクいらずで自然に仕上がります。2色を手の甲で混ぜて使うのもおすすめ。ナチュラルな血色感を狙いましょう。
春のおすすめリップ&チークはこちら！
RMK リップスティック コンフォート エアリーシャイン 全15色 ￥3500
唇の温度でグロッシーに輝くオイルベース。するするとなめらかに伸びてツヤとうるおいのある口元に。
SUQQU バイブラント リッチ リップスティック 全10色/限定3色 ￥5000
唇にピタッと密着するマットなリップ。マットだけど重たさがなく、軽い仕上がり。発色がよく、やや輝きもあり、使いやすい。
SUQQU ピュア カラー ブラッシュ 限定2色 ￥5500
春のメイクコレクションのテーマが折り紙。そのテーマを象徴する三角の直線美。濃い目の色からチークブラシをすべらせて肌にのせるとナチュラルな仕上がりに。
ネイルもカラフルが気分です。
カラフルメイクに抵抗がある人にはネイルカラーを試すべき。10本の指に塗らなくても、フレンチネイルのように爪の先だけ、あるいは小指や薬指だけなんていかがですか。お仕事柄、それでも難しい人は、ペデュキュアでどうぞ。リゾート気分で思いっ切り、色で遊んで欲しいです。今春は山吹色のイエローやスカイブルーやオレンジ、グリーン系がおすすめ。自分流の取り入れ方でいつもと違うメイクを楽しんでくださいね。
アディクション ザ ネイルポリッシュ L 限定5色 ￥1800
一度塗りでも発色がよく、速乾性がある人気のネイルカラー。カラフルポップな気分を手軽に演出する鉄板カラー。
自分流の取り入れ方でいつもと違うメイクを楽しんでくださいね。
Edited by 曽田 啓子
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